野山の植物

ヒメヒオウギズイセン

ヒメヒオウギズイセン (アヤメ科ヒオウギズイセン属)【姫檜扇水仙】 (学名: Crocosmia x crocosmiiflora)  別名:モントブレチア 明治時代に渡来した、南アフリカ原産の園芸種。 ヨーロッパでヒオウギズイセンとヒメト...
野山の植物

ササバギンラン

ササバギンラン (ラン科キンラン属)【笹葉銀蘭】 (Cephalanthera longibracteata) 「ギンラン」と見分けがつかないほどそっくりですが、より大型で「ササバ」の名の通り、葉が笹の葉的な細長い感じで、花茎の下のほうの苞...
野山の植物

ヤブデマリ

ヤブデマリ (レンプクソウ科ガマズミ属)(スイカズラ科)【藪手毬】 (Viburnum plicatum var. tomentosum) アジサイの仲間かと思いきや、これはガマズミ属。 真っ白でよく目立つ装飾花が4弁の形で面白いとおもいま...
野山の植物

キヌタソウ

キヌタソウ (アカネ科ヤエムグラ属)【砧草】 (Galium kinuta) 「アカネ科ヤエムグラ属」の仲間ですが、葉の感じがユリ科的なので、最初のころ「ツクバネソウ」と間違えていました。 もちろん、花は全く違いますし、全体が全然小さく、十...

ヤマハタザオ

ヤマハタザオ (アブラナ科ヤマハタザオ属.)【山旗竿】 (Arabis hirsuta) 名前の通り一本の旗竿のように長く高く伸びた草です。 鋸歯の有る葉は下よりの方にまばらに付いていて、頂上には、いかにもアブラナ科らしき白い4弁花。 別に...
6月

ヤグルマソウ

ヤグルマソウ (ユキノシタ科ヤグルマソウ属)【矢車草】 (Rodgersia podophylla) 山中のやや湿った感じの広葉樹の林下に群落をつくります。 葉の形から「矢車」の名がついています。 花は、ショウマの仲間のようなたいへん細かい...
6月

コツマトリソウ

コツマトリソウ (サクラソウ科)【小褄取草】 (Trientalis europaea var. arctica) 湿原の草むらの中の根方に埋もれるように生えている小さな花で「ツマトリソウ」の変種です。 「ツマトリソウ」よりはるかに小さく、...
6月

ヤマツツジ

ヤマツツジ (ツツジ科ツツジ属)【山躑躅】 (Rhododendron kaempferi) 日本の野生ツツジの代表種で、分布域がもっとも広いものとされています。 里山から千数百mの山地まで幅広い範囲に生育しています。 山で出会うツツジにも...
6月

カモメラン

カモメラン (ラン科カモメラン属)【鴨目蘭】【鴎蘭】 (Orchis cyclochila) 別名:カモメソウ、イチヨウチドリ WEBで花の開花情報を各種追っていくうちに、次に動ける休みのとき、この季節何処に何を見に行くのが一番か? いろい...
6月

ヒメレンゲ

ヒメレンゲ (ベンケイソウ科マンネングサ属)【姫蓮華】 (学名 Sedum subtile) 関東以西の山地の沢沿いや湿った林下の岩上などに群生する、山地性のマンネングサです。 赤い葯が目立つ花で、互生する茎葉はツメクサのように細く、根生葉...
6月

コゴメウツギ

コゴメウツギ (バラ科コゴメウツギ属)【小米空木】 (Stephanandra incisa) 「ウツギ」の名がつく中でも、アジサイ科の仲間ともスイカズラ科のシリーズとも違う異端児という感じで、珍しくバラ科です。 花がとても細かいので見えに...
6月

ウツギ

ウツギ (アジサイ科ウツギ属)【空木】 (学名:Deutzia crenata) 別名:ウノハナ(卯の花) 茎が中空のため空木(うつぎ)と呼ばれるものの、「ウツギ」の名がつくものは、多くの種類にわたっています。 アジサイ科のほか、スイカズラ...
6月

ツルアジサイ

ツルアジサイ (アジサイ科アジサイ属)【蔓紫陽花】 (Hydrangea petiolaris) 深山で気根を出して他の樹木や岩場などを這い上がる、ツル性のアジサイです。 垂直な樹木にもどんどん這い上がり、20mぐらいに達することもあります...
6月

ニシキウツギ

ニシキウツギ (スイカズラ科タニウツギ属)【二色空木】 (Weigela decora) ニシキウツギは「錦ウツギ」かと思っていましたが、「二色ウツギ」なのでした。 花の咲き始めは白黄色で、次第に赤くなるというのが特徴ということです。 「タ...
6月

コウホネ

コウホネ (スイレン科コウホネ属)【河骨】 (Nuphar japonica) スイレンなどに比べると、なんとも地味な花ですが、夏の陽の中で水面に映える色ではあります。 また、スイレンなどと比べると厚手でつやがあるスコップ型の葉が特徴です。...
野山の植物

カワラナデシコ

カワラナデシコ (ナデシコ科ナデシコ属)【河原撫子】 (Dianthus superbus var. longicalycinus) いわゆる「ヤマトナデシコ」というくらいで、日本古来から親しまれてきた花です。 江戸時代に流行した古典園芸種...
6月

ビロードモウズイカ

ビロードモウズイカ (ゴマノハグサ科モウズイカ属) (学名:Verbascum thapsus) 現物を間近で触ってみるのは初めてでしたが、まさにビロードの手触りの不思議な葉。 ヨーロッパおよび北アフリカとアジアに原産する植物で、明治以降に...
6月

ネジバナ

ネジバナ (ラン科ネジバナ属)【捩花】 (Spiranthes sinensis var. amoena)  別名:モジズリ(綟摺) およそ気難しい生育条件の多いラン科の中でも、もっともポピュラーに雑草的に生える種類で、形の面白さや色の可愛...
9月

ユウガギク

ユウガギク (キク科シオン属)【柚香菊】 (Aster iinumae) ユウガギクは「優雅」ではなく、「柚子の香り」という意味で名づけられたそうですが、嗅いでみても、またWEBなどで調べても、あまりそのような香りは感じられないようです。 ...
野山の植物

カントウヨメナ

カントウヨメナ (キク科シオン属)【関東嫁菜】 (Aster yomena var. dentatus) 「ヨメナ」は、いわゆる野菊の代表選手ですね。 形が絵に描いたような菊の形なので、これを野菊と言わずして何とする、という感じです。 狭山...
6月

キキョウ

キキョウ (キキョウ科キキョウ属)【桔梗】 (Platycodon grandiflorus) 秋の七草として古典的に親しまれてきた花で日本全国に分布しますが、植えられたものは、どこでも見られるものの、野生のものはほとんどの地域で絶滅危惧種...

ミツバツツジ

ミツバツツジ (ツツジ科ツツジ属)【三葉躑躅】 (Rhododendron dilatatum var. dilatatum) まだ辺りは一面の枯草色という早春の山の中に、ぽつぽつと鮮やかなピンクが見えだすと、春の喜びの象徴のような感じがし...
9月

ラクウショウ

ラクウショウ (ヒノキ科ヌマスギ属)【落羽松】 (学名:Taxodium distichum)  別名:ヌマスギ(沼杉) 北アメリカ原産の針葉樹で、公園などに移植されています。 もともと、湿地の植物で半分冠水したような水辺に生え、呼吸のため...

シャガ

シャガ (アヤメ科アヤメ属)【射干】 (学名:Iris japonica) 学名が「アイリス・ジャポニカ」というくらいで、日本のアヤメの代表みたいだが、原産は中国で、古い時代の帰化植物と言われています。 そのため、天然自然の深山にはなく、人...
6月

ミクニサイシン

ミクニサイシン (ウマノスズクサ科カンアオイ属)【三国細辛】 (Asarum mikuniense) 玉原湿原で見たウスバサイシンが、妙に花が薄緑色で樽型であり、葉ものっぺりして普通のと別種なのかも?と思っていました。 その後、よく調べてみ...

キバナセツブンソウ

キバナセツブンソウ (キンポウゲ科)【黄花節分草】 (Eranthis hyemalis) 節分草といっても、南ヨーロッパから導入された園芸種です。 鮮やかな黄色で、ちょっとクロッカスのような感じです。 また、色合いはキンポウゲ科らしく、ち...

ヒメリュウキンカ

ヒメリュウキンカ (キンポウゲ科)【姫立金花】 (Ranunculus ficaria) 別名:キクザキリュウキンカ 「リュウキンカ」といっても、早春の尾瀬に咲く「リュウキンカ」とは違い、これは英国原産の園芸品。 日本のリュウキンカは水辺や...
6月

ヒメフウロ

ヒメフウロ (フウロソウ科フウロソウ属)【姫風露】 (Geranium robertianum) ヒメフウロは、日本では伊吹山など近畿や四国の一部地域にしかなく、主に石灰岩地帯に生息する絶滅危惧種ということで、東京周辺などにあるはずもないの...
野山の植物

イチヤクソウ

イチヤクソウ (APG:ツツジ科イチヤクソウ属)(イチヤクソウ科)【一薬草】 (学名:Pyrola japonica ) 全国の里山に普通に分布する花ですが、半日陰の林下を好み菌根菌にもある程度依存しているようで、生育適地はそんなに多いわけ...
6月

ミズバショウ

ミズバショウ (サトイモ科ミズバショウ属)【水芭蕉】 (Lysichiton camtschatcense) 尾瀬の花の代表として知られ、「夏の思い出」の歌で有名ですが、夏の花ではなく、雪解け直後の春一番に咲く花です。 感覚としては、福寿草...
6月

コボウズオトギリ

コボウズオトギリ (オトギリソウ科オトギリソウ属)【小坊主弟切】 (学名:Hypericum androsaemum ) オトギリソウの仲間にも園芸品種がいろいろあるようですが、コボウズオトギリは花後の実が面白くて人気があるようです。 花は...
6月

タイリンキンシバイ

タイリンキンシバイ (オトギリソウ科オトギリソウ属)【大輪金糸梅】 (Hypericum patulum cv. Hidcote) 「キンシバイ」の園芸品種で、ヒペリカム・ヒドコートと呼ばれるものです。 遠目には「西洋キンシバイ」そっくりで...
6月

セイヨウキンシバイ

セイヨウキンシバイ (オトギリソウ科オトギリソウ属)【西洋金糸梅】 (Hypericum calycinum) 中国伝来の「キンシバイ(金糸梅)」に対し、トルコ方面から伝来なので「西洋金糸梅」。 キンシバイよりも大きな花で、「ビヨウヤナギ」...
6月

ミヤマガマズミ

ミヤマガマズミ (レンプクソウ科ガマズミ属) (学名:Viburnum wrightii ) 普通の「ガマズミ」よりもやや山地性で、花がころころした印象で花序が少なめのような感じです。 葉には毛が少なく、葉柄が赤っぽく毛があります。 ミヤマ...
6月

ヒロハテンナンショウ

ヒロハテンナンショウ (サトイモ科テンナンショウ属)【広葉天南星】 (Arisaema ovale) 山地から亜高山の林下に生え、日本海側を分布域とするテンナンショウで、「マムシグサ」と違い葉はふつう1個で5-7枚に分かれ花より高い位置に出...
6月

ツルコケモモ

ツルコケモモ (ツツジ科スノキ属)【蔓苔桃】 (Vaccinium oxycoccos) 普通の「コケモモ」の花は、いかにもツツジ科ということで納得がいきますが、この「ツルコケモモ」は、花だけ見ると異端児で、一体何者か見当がつきません。 と...
6月

オゼタイゲキ

オゼタイゲキ (トウダイグサ科トウダイグサ属)【尾瀬大戟】 (Euphorbia togakusensis var. ozense) 別名:オゼヌマタイゲキ いかにもトウダイグサの仲間ですが、「ハクサンタイゲキ」の尾瀬特産の変種とされ、尾瀬...
6月

ニッコウキスゲ

ニッコウキスゲ (APG ススキノキ科ワスレグサ属)(ユリ科)【日光黄萓】 (Hemerocallis dumortieri var. esculenta) 夏の尾瀬ヶ原のシンボルのようなニッコウキスゲは日光地方特産ではなく、「禅庭花」と呼...
6月

ノビネチドリ

ノビネチドリ (ラン科ノビネチドリ属)【延根千鳥】 (Neolindleya camtschatica) 高山植物でおなじみの「ハクサンチドリ」と類似したグループのランです。 あまり高山ではなく、ブナ帯などの山地から亜高山の林下などに生えま...
6月

ヒオウギアヤメ

ヒオウギアヤメ  (アヤメ科アヤメ属)【檜扇菖蒲】 (Iris setosa) アヤメは花菖蒲やカキツバタと常にごっちゃにされてますが、ヒオウギアヤメは本州中部では準高山植物ともみられる地位にいるだけあって、異質の野趣があります。 湿原に遠...