狭山丘陵

野山の植物

カワラタケ

カワラタケ (タマチョレイタケ科)【瓦茸】 (Trametes versicolor) 林の中の枯れた切り株や倒木にたくさん生えるキノコです。 サルノコシカケのように、傘が直接重なり合って生え、硬く乾いています。 林の中で出会うと、一瞬ぎょ...
3月

オオハナワラビ

オオハナワラビ (シダ植物・ハナヤスリ科ハナワラビ属)【大花蕨】 (Botrychium ternatum) ハナヤスリ科の羊歯は、特異な一枚葉のタイプが多いが、ハナワラビ属は羽状葉のタイプです。 独立して上に突き出した胞子葉が特徴的ですが...
野山の植物

コシロノセンダングサ

コシロノセンダングサ (キク科センダングサ属)【小白の栴檀草】 (Bidens pilosa var.minor) 別名: タチアワユキセンダングサ、シロバナセンダングサ、シロノセンダングサ 「コセンダングサ」の変種という位置づけで、幕末ご...
野山の植物

イノデ

イノデ (シダ植物オシダ科)【猪手】 (Polystichum polyblepharum) 里山から山地まで普通に多い常緑性の羊歯です。 杉林の中などに、見事に放射状に生えている様子がよく見られます。 しかし、変種とされるものや雑種がかな...
野山の植物

ゲジゲジシダ

ゲジゲジシダ (シダ植物ヒメシダ科) (Thelypteris decursive-pinnata) ゲジゲジの名前で気持ち悪がられるかもしれないが、実際にはすっきりした姿の明るい印象の羊歯です。 土手や畦、石垣など斜面に垂れ下がるように生...
野山の植物

ゼンマイ

ゼンマイ (シダ植物ゼンマイ科)【薇】 (学名 Osmunda japonica) ワラビと並んで春の山菜として有名なあのゼンマイです。 羊歯らしくない普通の草のような姿で、山菜のゼンマイと結びつかない人も多いことでしょう。 この丸葉の姿は...
野山の植物

イヌワラビ

イヌワラビ (シダ植物イワデンダ科)【犬蕨】 (学名:Athyrium niponicum) 街中から山地まで幅広く生える夏緑性の小型シダで、群生していても繊細な印象があります。 全体にスマートで、葉があまり混み合わず、先端が穂状に細く伸び...
6月

オクマワラビ

オクマワラビ (シダ植物オシダ科)【雄熊蕨】 (学名 Dryopteris uniformis) 半日陰の林下や林縁に生える常緑のシダで、全国に普通に生えます。 光沢のない小羽片は鈍頭で細かい鋸歯があり、ソーラスは丸く大きくつきます。 根か...
野山の植物

ホシダ

ホシダ (シダ植物ヒメシダ科)【穂羊歯】 (Thelypteris acuminata) 里山や道路脇、畑脇など身近なところに生える中型羊歯。 先端の羽片が穂状に突き出す特徴的な形が名前の由来です。
野山の植物

フモトシダ

フモトシダ (シダ植物コバノイシカグマ科)【麓羊歯】 (Microlepia marginata) 林下の日陰でもやや乾いたところに生える中型の羊歯です。 葉も茎も細かく柔らかい毛っぽく、ビロード的な手触りがあります。 羽片の付け根の耳片が...
野山の植物

リョウメンシダ

リョウメンシダ (シダ植物オシダ科)【両面羊歯】 (Arachniodes standishii) わりあい大きくなる羊歯なのですが、その割に3-4回羽状複葉と細かく切れ込んでいるので、よけい細かく見えます。 色も黄緑っぽい明るい色で葉質も...
野山の植物

ミサキカグマ

ミサキカグマ (シダ植物オシダ科) (Dryopteris chinensis) いかにも普通の羊歯という姿のシダで、林内や路傍の斜面によく見られます。 最下羽片の一番下の第一小羽片が大きく飛び出すため、全体の形が長五角形のようになるのが特...
野山の植物

ヨモギ

ヨモギ (キク科ヨモギ属)【蓬】 (Artemisia indica var. maximowiczii) ヨモギというと、春先の小柄な若葉を思い出しますが、秋に花を咲かせる頃はヤブのように茂った姿になっています。 荒れ地にやたらと茂りアレ...
6月

トラノオシダ

トラノオシダ (シダ植物チャセンシダ科)【虎の尾羊歯】 (学名 Asplenium incisum Thunb.) 全国の日当たり風通しのよい崖や岩場に生える小型の羊歯で、わりあい乾いたところが好きなようです。 葉が薄く柔らかで爽やかな感じ...
野山の植物

コメナモミ

コメナモミ (キク科メナモミ属) (Sigesbeckia glabrescens) これもいわゆる「ひっつきむし」のひとつではあるのですが、他のもの違って爪で刺さったり引っかかったりするのではなく、腺毛で粘りつくタイプです。 小さな花の構...
野山の植物

ヤマヤブソテツ

ヤマヤブソテツ (シダ植物オシダ科ヤブソテツ属) 【山藪蘇鉄】 (Cyrtomium fortunei var. clivicola) 普通の「ヤブソテツ」よりも葉が幅広く、耳片が突き出ています。 イメージですが、葉も中軸も色が濃い感じがし...
野山の植物

ヤブソテツ

ヤブソテツ(シダ植物オシダ科ヤブソテツ属)【藪蘇鉄】 (Cyrtomium fortunei) 「ソテツ」の名がついていますが、蘇鉄とは全く関係なく、これはシダ植物です。 普通よくあるシダのように葉が細かく分かれていないのでシダらしくないで...
12月

ゴンズイ

ゴンズイ (ミツバウツギ科ミツバウツギ属)【権萃】 (Euscaphis japonica) 「ゴンズイ」とい奇妙な名は諸説ありますが、魚の「ゴンズイ」から来ているといわれます。 魚の「ゴンズイ」は、毒針があるせいもあって一般に漁業や釣りの...
野山の植物

アイノコセンダングサ

アイノコセンダングサ (キク科センダングサ属)【合の小栴檀草】 (Bidens pilosa var. intermedia) 秋の「ひっつき虫」の中でも最凶の爪を備えた草の実はセンダングサではないかと思いますが、センダングサにも何種かあり...
野山の植物

ベニバナボロギク

ベニバナボロギク (キク科ベニバナボロギク属)【紅花襤褸菊】 (Crassocephalum crepidioides) 「ダンドボロギク」などと同様に帰化植物の雑草ですが、こちらはアフリカ原産で戦後入ってきたようです。 ダンドボロギクとよ...
野山の植物

ハリガネワラビ

ハリガネワラビ (シダ植物ヒメシダ科)【針金蕨】 (学名 Thelypteris japonica) 羽状の葉の感じがシンプルでスリムな羊歯で、林下に普通に生えています。 最下部の羽片が下向きにハの字に生えるのが特徴的。 茎の下部は硬く細い...
野山の植物

シケシダ

シケシダ (シダ植物イワデンダ科)【湿気羊歯】 (Deparia japonica) 林下の湿地や沼の畔、水田や水路の脇など水気の多いところに全国的に普通に生育する代表的な羊歯です。 広く分布するだけに変異も多く近縁種も多いようですが、普通...
野山の植物

オオバノイノモトソウ

オオバノイノモトソウ (シダ植物イノモトソウ科) (Pteris cretica) 「イノモトソウ」に似ていますがより大型で葉の幅が広く、中軸に翼が無いのが最大の違いです。 胞子葉が一段高く生え、これは別もののように細長いのでイノモトソウと...
野山の植物

コバノヒノキシダ

コバノヒノキシダ (シダ植物チャセンシダ科)【小葉の檜羊歯】 (Asplenium sarelii) 野山の岩場や石垣に生えるシダです。 「シノブ」にも似た細かい切れ込みの葉が特徴的で、茎の中軸は平たく中心が凸型なので3本線のように見えます...
野山の植物

セイタカアワダチソウ

セイタカアワダチソウ (キク科アキノキリンソウ属)(APG:キク科)【背高泡立草】 (学名:Solidago canadensis var. scabra) 河原や空き地に猛烈な勢いで繁殖し、花粉症の元凶としても忌み嫌われることが多い帰化植...
野山の植物

キッコウハグマ

キッコウハグマ (キク科モミジハグマ属)【亀甲白熊】 (Ainsliaea apiculata) 「カシワバハグマ」や「オクモミジハグマ」などの「ハグマ」の名の付く仲間の中でも小さな種類で、林内の木陰にひっそりと咲いています。 葉が五角形の...
野山の植物

ガマズミ

ガマズミ (レンプクソウ科ガマズミ属) (学名:Viburnum dilatatum) 春の野山が初夏の装いに変わってくるころ、たくさんの白い花で賑わわせてくれます。 仲間に「ミヤマガマズミ」「コバノガマズミ」があり、かなり紛らわしいですが...

ハゼラン

ハゼラン (ハゼラン科ハゼラン属)(スベリヒユ科)【爆蘭】 (Talinum paniculatum) 都会の歩道でも、郊外の住宅地でも、人里に幅広く繁殖する帰化植物です。 南米原産で明治時代に移入されたようです。 午後から開くという花は、...
9月

タコノアシ

タコノアシ (タコノアシ科タコノアシ属)【蛸の足】 (Penthorum chinense) 湿地や田んぼまわりに生える目立たない草ですが、独特の花序がタコの足のように見えることから名付けられたようです。 個々の花は、花弁が無く、萼片の上に...
野山の植物

ウリクサ

ウリクサ (APG:アゼナ科アゼナ属)(ゴマノハグサ科)【瓜草】 (Lindernia crustacea) 花だけぱっと見ると「トキワハゼ」や「アゼナ」に似ていますが、地面を這い葉が水平に開いた感じになります。 とても小さいですが個々の花...
野山の植物

シロヨメナ

シロヨメナ (キク科シオン属)【白嫁菜】 (Aster ageratoides var. ageratoides) 同じ時期に区別に悩む、他の「カントウヨメナ」や「ノコンギク」より花が小さめで、花弁がややまばらな印象があります。 他の似たも...
9月

ノハラアザミ

ノハラアザミ (キク科アザミ属)【野原薊】 (Cirsium oligophyllum) 本州中部から北部に、里山から中級山岳まで広く見られるアザミで、春に咲く「ノアザミ」とよく似るが秋咲きです。 大きめの花が上向きに咲き、総苞に粘りがあり...
9月

カラスノゴマ

カラスノゴマ (APG:アオイ科カラスノゴマ属)(旧シナノキ科)【烏の胡麻】 (Corchoropsis crenata) 関東以西の分布で林縁や畑まわりなどに生える雑草ですが、秋口に黄色い花はけっこう目立ちます。 季節的にも遠目には花の感...
9月

ヒヨドリジョウゴ

ヒヨドリジョウゴ (ナス科ナス属)【鵯上戸】 (Solanum lyratum) 「イヌホウズキ」などにもちょっと似た、ナス科の花ですが、もっと小さく花弁が完全にそっくり返っている点が違います。 また、よく見ると白い花弁の付け根に鮮やかな緑...
野山の植物

イヌキクイモ

イヌキクイモ  (キク科ヒマワリ属)【犬菊芋】 (Helianthus strumosus) 「キクイモ」は北米原産で根が芋のような根塊になり、江戸時代末期に飼料用作物として伝来したそうです。 で、何故「イヌ」かというと、その「キクイモ」に...
9月

ヌスビトハギ

ヌスビトハギ (マメ科ヌスビトハギ属)【盗人萩】 (Desmodium podcarpum ssp. oxyphyllum) 実がいわゆる、「ひっつきむし」として有名ですね。 花も薄ピンクのハギらしい花で可愛いのですが、何しろ小さくまばらな...
9月

ジュズダマ

ジュズダマ (イネ科ジュズダマ属)【数珠玉】 (Coix lacryma-jobi) あの数珠玉が実として生る元祖数珠玉ですが、もとはインドなどの熱帯アジア原産とのことで、古代には食料穀物として利用され、人とともに日本に渡ってきたそうです。...
9月

ミズタマソウ

ミズタマソウ (アカバナ科ミズタマソウ属)【水玉草】 (Circaea mollis) 小さな白い花は、一見あまり見ばえもしないのですが、花後の緑の果実が薄暗い林内に浮かび上がって幻想的。 なんとも不思議な感覚の草です。 湿った日陰の林下に...
3月

ウバユリ

ウバユリ (ユリ科ウバユリ属)【姥百合】 (Cardiocrinum cordatum) ユリの仲間には違いないのですが、なんとも地味な花ではあります。 ユリとは思えない丸い大きな葉を付けますが、開花期には枯れ落ちてくることが多いので、歯(...
野山の植物

オトコエシ

オトコエシ (APG:スイカズラ科オミナエシ属)(オミナエシ科)【男郎花】 (Patrinia villosa) 「オミナエシ」と対比させたネーミングで、当然こちらのほうがごっつい感じです。 セリ科のような散状花序ですが、下部の葉が独特な形...