11月

6月

ウラジロ

ウラジロ (シダ植物ウラジロ科)【裏白】 (Diplopterygium glaucuma) お正月の飾りとして、昔はどこでも日常に見られた身近な常緑シダです。 中部以南の低山の林内に群生し、ときにはかなりの茂みになります。 葉は一対の羽片...
野山の植物

ハカタシダ

ハカタシダ (オシダ科カナワラビ属)【博多羊歯】 (Arachniodes simplicior) 福島県以西から九州にかけて分布し、低山に生える常緑性のシダです。 葉の色が濃く光沢があり、棘状の鋸歯になっています。 最下部の第1小羽片は長...
野山の植物

イボタノキ

イボタノキ (モクセイ科イボタノキ属)【水蝋樹・疣取木】 (Ligustrum obtusifolium) 日本中の山野に自生する普通種の低木です。 「ネズミモチ」と同属の仲間で、白い花をかたまった房のように咲かせます。 葉がきれいな楕円形...
野山の植物

ナガバオモダカ

ナガバオモダカ (オモダカ科オモダカ属)【長葉面高】 (Sagittaria weatherbiana) 水生植物の「オモダカ」の同属種で、在来のオモダカとそっくりだが大型の花を咲かせ、「ヘラオモダカ」よりも幅広でしっかりした船型の葉をもち...
野山の植物

ミゾシダ

ミゾシダ (シダ植物ヒメシダ科) (Thelypteris pozoi) 全国の山野や林下に普通に見られる夏緑性のシダ。 小川や溝のそばなど、やや湿気のあるところを好むので「シケシダ」と同様のネーミングか。 葉は柔らかめで、中軸はやや毛っぽ...
ヒカゲノカズラ植物

タチクラマゴケ

タチクラマゴケ (シダ植物イワヒバ科)(ヒカゲノカズラ植物門)【立鞍馬苔】 (Selaginella nipponica) 東北南部以西の低地から山地の、草地や岩上などに生育する小型の常緑シダです。 「ヒカゲノカズラ」類のように地面を這って...
野山の植物

キブシ

キブシ (キブシ科キブシ属)【木五倍子】 (Stachyurus praecox) 春早く、まだ葉の出る前に淡黄色の独特の花序をたくさん垂れ下げるのでとても目立つ花です。 雌雄異株なので、木によって雄花だけか雌花だけとなります。 長くたくさ...
12月

イロハモミジ

イロハモミジ (ムクロジ科カエデ属)【伊呂波紅葉】 (Acer palmatum) 別名:タカオモミジ、イロハカエデ モミジといえばこれ。というぐらい日本のカエデ類の代表にして秋の紅葉の主役ともいえる種類です。 庭園や公園にも欠かせない樹木...
6月

ハウチワカエデ 

ハウチワカエデ (ムクロジ科カエデ属)【羽団扇楓】 (Acer japonicum) 別名:メイゲツカエデ 天狗の羽扇のような葉の形から命名されたカエデです。 山地から亜高山にかけて、本州以北北海道まで分布。 日本のモミジの中でも最大級に大...
12月

コダチダリア

コダチダリア キク科ダリア属【木立ダリア】 (学名 Dahlia imperialis) キダチダリア:皇帝ダリア 近年、いろいろなところで植えられている、メキシコ中米原産の最大級の草花です。 高さは通常3-7mとなり、最大では10mを超え...
12月

ススキ

ススキ (イネ科ススキ属)【薄】 (Miscanthus sinensis)尾花 昔、東京も空き地だらけだったころは、到るところにススキが生えていて荒野のイメージをつくっていましたが、現在ではすっかり少なくなりました。 ススキは赤土の裸地や...
9月

マルバルコウ

マルバルコウ (ヒルガオ科サツマイモ属)【丸葉縷紅】 (Ipomoea coccinea) マルバルコウソウ 日当たりのよいところで、他の植物に絡まって伸びるつる植物です。 朝顔のミニチュアのような朱赤の花は綺麗ですが、繁殖力が強いので畑の...
野山の植物

アメリカイヌホオズキ

アメリカイヌホオズキ (ナス科ナス属)【亜米利加犬酸漿】 (Solanum ptychanthum) 日本産の「イヌホオズキ」にたいへん良く似た、北米原産の帰化種です。 畑や空き地、路傍の雑草として全国展開しています。 花の色は白色から紫色...
12月

イチョウ

イチョウ (裸子植物イチョウ科イチョウ属)【銀杏】 (学名:Ginkgo biloba) 日本中、どこにでもあり、街中でも毎日のように目にする樹木なので普段感じることも考えることもありませんが、じつはイチョウはたいへんレアな植物です。 原産...
野山の植物

テリハノイバラ

テリハノイバラ (バラ科バラ属)【照葉野茨】 (学名:Rosa luciae) 「ノイバラ」に次いでポピュラーといわれる野薔薇で、照葉の名のように葉に光沢があり、色が濃く硬く厚みがあります。 奇数羽状複葉の小葉はどれもほぼ同じ大きさとなりま...
野山の植物

タラノキ

タラノキ (ウコギ科タラノキ属)【楤木】 (Aralia elata) 言わずとしれた山菜の「タラの芽」のタラの木です。 早春の山で見てもトゲトゲの丸太ん棒を地面におっ立てたような独特の樹形は、いつも新芽をむしられ続けているためかと思ってい...
6月

ナンテン

ナンテン (メギ科ナンテン属)【南天】 (学名:Nandina domestica) 「難転」の意をもって縁起物とされる南天ですが、個々の花を見るとちょっと「ヒヨドリジョウゴ」の感じにも似ています。 ナンテンの赤い実は、各種毒性物質を含んで...
6月

キタテハ

キタテハ (タテハチョウ科) (Polygonia c-aureum) 町や田園で多く見られるタテハチョウ類の代表のような蝶です。 茶色ベースの色合いと、羽根の縁がギザギザなせいか、多くの人に「蛾」だと思われる蝶のひとつです。 なかなか渋く...
野山の植物

タイトゴメ

タイトゴメ (ベンケイソウ科マンネングサ属)【大唐米】 (Sedum japonicum subsp. oryzifolium) 日本産セダムのマンネングサ類の中ではもっとも多肉的な感じの種類です。 関東以西の海岸性で岩場や礫地に生えます。...

ハマヒルガオ

ハマヒルガオ (ヒルガオ科ヒルガオ属)【浜昼顔】 (Calystegia soldanella) 日本全国の海岸に咲く、代表的な海浜植物です。 砂地の上で伸びることができるように蔓ではなく匍匐性の体制をもち、ときに見事な群落を作ります。 海...
野山の植物

フユノハナワラビ

フユノハナワラビ (シダ植物ハナヤスリ科)【冬の花蕨】 (Botrychium ternatum) 秋に葉がでて成長し、春に枯れてしまう冬緑性のシダの多年草で、上に伸びた胞子 ハナワラビ類の中で、秋に葉が出て成長し春に枯れてしまう冬緑性の種...
野山の植物

サザンカ

サザンカ (ツバキ科ツバキ属)【山茶花】 (学名: Camellia sasanqua) 「ツバキ」と並んで、冬の風景を彩る花ですが、元来熱帯系の樹で、野生では山口県や四国以南の分布であり、日本はツバキ科の分布北限のようです。 ツバキと比べ...

ソヨゴ

ソヨゴ (モチノキ科モチノキ属)【冬青】 (学名:Ilex pedunculosa) 神保町の近所のビルの植栽に使われていました。 あまり名を聞いたことのない、なんということもなく目立たない常緑樹ですが、小さなサクランボのようにぶら下がる赤...

サンシュユ

サンシュユ (ミズキ科ミズキ属)【山茱萸】 (Cornus officinalis) 早春に、葉に先立って綺麗な黄色の花をつける落葉木です。 「マンサク」や「ロウバイ」などと同時期に似た感じの色の花を咲かせます。 この時期の花は黄色いものが...
野山の植物

ヤマジノギク

ヤマジノギク (キク科シオン属)【山路野菊】 (Aster hispidus var. hispidus) 別名:アレノノギク 関西系の分布域をもつヤマジノギクは、いかにも野菊らしい見栄えのする大きめの花なので、園芸用に品種改良が加えられ、...
野山の植物

シマカンギク

シマカンギク (キク科キク属)【島寒菊】 (Chrysanthemum indicum) 別名:アブラギク 近畿地方以西から九州の分布なので、関東では自生は見られない野菊ですが、関東では「アワコガネギク」が近いものとして相当する感じです。 ...
野山の植物

ムラサキセンブリ

ムラサキセンブリ (リンドウ科センブリ属)【紫千振】 (Swertia pseudochinensis) 関東以西に分布し、ススキ野原のような草原を中心に咲く花で、その名の通り紫色の「センブリ」です。 「センブリ」よりも花が大きめで草丈も高...
野山の植物

カワラノギク

カワラノギク (キク科シオン属)【河原野菊】 (Aster kantoensis) 関東周辺の太平洋側河川中流域の、丸石が転がっているような河原にのみ分布する希少な野菊です。 花はうす紫から白色の、いかにも「野菊」という花で、「ヨメナ」や「...
野山の植物

ムラサキエノコログサ

ムラサキエノコログサ (イネ科エノコログサ属)【紫狗尾草】 (Setaria viridis var. minor f. misera) どこにでもある「猫じゃらし」の「エノコログサ」の赤紫のものです。 エノコログサと同種で一品種として扱わ...
山岳の植物

シオジ

シオジ (モクセイ科トネリコ属)【塩地】 (学名:Fraxinus platypoda) 30mくらいになる落葉広葉樹で、山地の沢沿いに生育します。 「タモ」と同類で木材としてもよく似ているらしいですが、タモが中部以北~北海道なのに対して、...
野山の植物

アズマヤマアザミ

アズマヤマアザミ (キク科アザミ属)【東山薊】 (Cirsium microspicatum) 類似の「ヤマアザミ」が、九州や四国を中心に分布するのに対して関東に分布するので「アズマ」の名がつけられたようです。 東北南部から中部地方の太平洋...
野山の植物

メナモミ

メナモミ (キク科メナモミ属) (Sigesbeckia pubescens) 「オナモミ」に対する「メナモミ」で、「ひっつきむし」の代表ですが、こちらは棘で引っ掛けるのではなく、粘液でへばりつくタイプです。 花のまわりの5つの総苞が「モウ...
野山の植物

オオニガナ

オオニガナ (キク科フクオウソウ属)【大苦菜 】 (Nabalus tanakae) 東北から近畿にかけて湿地に分布する希少種のキク科植物で、「ニガナ」の名がつきますがニガナの仲間(ニガナ属)とはちょっと違う属で、大型の花です。 舌状花だけ...
9月

ハマゴウ

ハマゴウ (APG:シソ科ハマゴウ属)(クマツヅラ科)【浜栲】 (Vitex rotundifolia) 砂浜などに生える海浜植物で、砂に埋れまいと低く這って伸びますが、木本なので安定した環境に植えられていると高さも伸びるようです。 海岸植...
野山の植物

マユミ

マユミ (ニシキギ科ニシキギ属)【檀、真弓】 (Euonymus hamiltonianus) 材木を弓の材料にしたということで名前の語源となった落葉低木です。 鳥が好む秋の派手な実が有名ですが、花はたいへん地味で変わった十字型。 秋の紅葉...
野山の植物

コバノガマズミ

コバノガマズミ (レンプクソウ科ガマズミ属)【小葉蒲染】 (Viburnum erosum) 普通の「ガマズミ」や「ミヤマガマズミ」に較べて葉が小さく細長く、葉柄がたいへん短いのが違いです。 また、葉の表面に細かい毛がありビロードのような感...
9月

ウシハコベ

ウシハコベ (ナデシコ科ハコベ属)【牛繁縷】 (Stellaria aquatica) ハコベの仲間はみなよく似ていて、ぱっと見にはどれも同じですが、このウシハコベは「コハコベ」や「ミドリハコベ」などに比べスマートに立ち上がる印象です。 茎...
野山の植物

オトコヨウゾメ

オトコヨウゾメ (APG:レンプクソウ科ガマズミ属)(スイカズラ科) (Viburnum phlebotrichum ) 「ガマズミ」の仲間ですが、お椀型の花が垂れ下がって咲きます。 初夏の里山で、花も葉も綺麗な樹です。 「オトコヨウゾメ」...
3月

ホラシノブ

ホラシノブ (シダ植物ホングウシダ科)【洞忍】 (Sphenomeris chinensis) 「シノブ」的な細かい葉の羊歯のいちばんポピュラーな種類のひとつです。 同様なものに「タチシノブ」がありますが、小羽片の先端が鋭角に尖っており、ホ...
野山の植物

オオハナワラビ

オオハナワラビ (シダ植物・ハナヤスリ科ハナワラビ属)【大花蕨】 (Botrychium ternatum) ハナヤスリ科の羊歯は、特異な一枚葉のタイプが多いが、ハナワラビ属は羽状葉のタイプです。 独立して上に突き出した胞子葉が特徴的ですが...