キンポウゲ科

シロバナセツブンソウ

シロバナセツブンソウ (キンポウゲ科セツブンソウ属)【白花節分草】 (Eranthis pinnatifida f. albida) 「セツブンソウ」は白い花の中心部が紫色で花茎が赤褐色なのが特徴ですが、ごく稀にいわゆる「素心」「青軸」のも...
野山の植物

ハイキンポウゲ

ハイキンポウゲ (キンポウゲ科キンポウゲ属)【這金鳳花】 (Ranunculus repens) キンポウゲ(ウマノアシガタ)と同様の花ですが、這性で匍匐枝を伸ばし節から根を伸ばし栄養繁殖します。 花はやや小さく疎らで、根出葉は掌状に3全裂...
7月

オオヤマオダマキ

オオヤマオダマキ (キンポウゲ科オダマキ属)【大山苧環】 (Aquilegia buergeriana var. oxysepala) 「ヤマオダマキ」の変種で、全国の山地の林縁に自生します。 ヤマオダマキとほぼ同様で特に大きいわけでもあり...
野山の植物

シロバナハンショウヅル

シロバナハンショウヅル (キンポウゲ科センニンソウ属)【白花半鐘蔓】 (Clematis williamsii) 別名:シロバナノハンショウヅル 名前の通り「ハンショウヅル」の仲間の白花ですが、ハンショウヅルとも同じく白い「トリガタハンショ...
野山の植物

オオミスミソウ

オオミスミソウ (キンポウゲ科スハマソウ属)【大三角草】 (Hepatica nobilis var. japonica f. magna) 別名:ユキワリソウ 山形県以西の日本海側に分布し新潟や佐渡に顕著な群生をする、一般に雪割草の名で知...
野山の植物

フジレイジンソウ

フジレイジンソウ (キンポウゲ科トリカブト属)【富士伶人草】 (Aconitum x fudjisanense) 「アズマレイジンソウ」と「レイジンソウ」の中間的形質をもち、関東や中部に分布すると思われる種間交雑種。 雑種起源なだけに、見分...
9月

クサボタン

クサボタン (キンポウゲ科センニンソウ属)【草牡丹】 (Clematis stans) 「クレマチス」属の名をもつ「センニンソウ」の仲間ですが、他の仲間と違い蔓ではなく直立するやや大型の草です。 秋に咲く淡紫色の花は、一見筒状の合弁花のよう...
山岳の植物

オクトリカブト

オクトリカブト (キンポウゲ科トリカブト属)【奥鳥兜】 (Aconitum japonicum subsp. subcuneatum) みちのく(陸奥)を名前に冠する、東北地方中心に分布するトリカブトです。 北海道南西部から中部にかけ日本海...

バイカモ

バイカモ (キンポウゲ科キンポウゲ属)【梅花藻】 (Ranunculus nipponicus var. submersus) 冷涼な流水中に生える沈水植物で、いわゆるキンギョモと言われるような水草の一種ですが何とキンポウゲ属です。 水温1...

ツルシロカネソウ

ツルシロカネソウ (キンポウゲ科シロカネソウ属)【蔓白金草】 (Dichocarpum stoloniferum) 別名:シロカネソウ 神奈川県から奈良県までの太平洋側山地に分布し、ブナ帯などの落葉樹林の林下に生育します。 苔むした林床の日...

リュウキンカ

リュウキンカ (キンポウゲ科リュウキンカ属)【立金花】 (Caltha palustris var. nipponica) 早春の雪解け後から初夏にかけ湿地や浅い水辺に咲くビタミンカラーの目立つ花です。 尾瀬では「ミズバショウ」とセットで咲...
野山の植物

ミドリニリンソウ

ミドリニリンソウ (キンポウゲ科イチリンソウ属)【緑二輪草】 (Anemone flaccida f. viridis) これは植物種としては「ニリンソウ」そのものですが、本来白い花が緑色の葉のように変異したものです。 ニリンソウの花びらは...
3月

アズマシロカネソウ

アズマシロカネソウ (キンポウゲ科シロカネソウ属)【東白銀草】 (Dichocarpum nipponicum) アズマシロガネソウ 「トウゴクサバノオ」などサバノオ類と同属の仲間で、植物体の形や花も似ていますが、淡黄色の花びら(萼片)の外...

バイカオウレン

バイカオウレン (キンポウゲ科オウレン属)【梅花黄蓮】 (Coptis quinquefolia) 別名:ゴカヨウオウレン(五加葉黄蓮) 亜高山に近いシラビソなどの苔むした針葉樹林下に多く、「ミツバオウレン」に似ていますが、根生葉の小葉が5...
野山の植物

ミチノクフクジュソウ

ミチノクフクジュソウ (キンポウゲ科フクジュソウ属)【陸奥福寿草】 (Adonis multiflola) 従来、日本のフクジュソウは、種としては1種類と考えられていました。 ところが近年、研究が進み分類が見直された結果、日本のフクジュソウ...

チチブシロカネソウ

チチブシロカネソウ (キンポウゲ科チチブシロカネソウ属)【秩父白銀草】 (Enemion raddeanum)  別名:オオシロカネソウ 「シロカネソウ」の名がつきますが、「アズマシロカネソウ」や「トウゴクサバノオ」などシロカネソウ属のよう...
山岳の植物

キンバイソウ

キンバイソウ (キンポウゲ科キンバイソウ属)【金梅草】 (Trollius hondoensis) 同属の有名な高山植物「シナノキンバイ」に似ていますが、やや標高の低めの高原の草地に咲き、花の色もオレンジ色の濃い色合いです。 他のキンポウゲ...
高山植物

クモマキンポウゲ

クモマキンポウゲ (キンポウゲ科キンポウゲ属)【雲間金鳳花】 (Ranunculus pygmaeus) 「タカネキンポウゲ」と同様に、北アルプス・白馬岳周辺の限られた礫地だけに僅かに生育する、氷河期遺存と思われる希少な高山植物です。 草丈...
高山植物

タカネキンポウゲ

タカネキンポウゲ (キンポウゲ科キンポウゲ属)【高嶺金鳳花】 (Ranunculus altaicus subsp. shinanoalpinus) キンポウゲ属の花は地域特産種的なものが意外と多数あるのですが、これもそのひとつで白馬岳固有...
高山植物

キタダケキンポウゲ

キタダケキンポウゲ (キンポウゲ科キンポウゲ属)【北岳金鳳花】 (Ranunculus kitadakeanus) 名前の通り、南アルプス・北岳特産の高山型小型キンポウゲで、北岳・間ノ岳の稜線の岩場にだけ生育しています。 「ミヤマキンポウゲ...
高山植物

ヒメイチゲ

ヒメイチゲ (キンポウゲ科イチリンソウ属)【姫一華】 (Anemone debilis) イチリンソウ属の「イチゲ」の類の中でも一番小さな可愛いイチゲです。 雪解け後の湿地に近い亜高山の林縁にぽつぽつと生え、「ミズバショウ」や「タテヤマリン...
高山植物

シロバナシラネアオイ

シロバナシラネアオイ (キンポウゲ科シラネアオイ属)【白花白根葵】 (Glaucidium palmatum f. leucanthum) 世界に1属1種で日本固有の花である「シラネアオイ」は一般には淡紫色ですが、ときに白花が現われます。 ...

ルイヨウショウマ

ルイヨウショウマ (キンポウゲ科ルイヨウショウマ属)【類葉升麻】 (Actaea asiatica) 2021/05/23 長野県 比較的深山の森の中に生え、3出複葉の葉が「サラシナショウマ」などに似るので升麻の名がついています。 短いブラ...
6月

カザグルマ

カザグルマ (キンポウゲ科センニンソウ属)【風車】 (Clematis patens) 園芸品の「クレマチス」の原種となる在来種のつる植物です。 野生種の植物としてはとても大きな花を咲かせ、白色から淡紫色のものが多く、シンプルながらたいへん...

レイジンソウ

レイジンソウ (キンポウゲ科トリカブト属)【伶人草】 (Aconitum loczyanum) トリカブトの仲間で、主に四国や九州の明るい林や草原に生育します。 伶人が被る冠のような花は淡い紅紫色で、花にも花柄、茎にも毛が生えています。 ト...
野山の植物

キツネノボタン

キツネノボタン (キンポウゲ科キンポウゲ属)【狐の牡丹】 (Ranunculus silerifolius var. glaber) 全国の川辺や湿地、水田などに生える雑草で、実の形から「コンペイトウグサ」の異名もあります。 同属のキンポウ...
3月

アネモネ・ブランダ

アネモネ・ブランダ (キンポウゲ科イチリンソウ属) (Anemone blanda) ハナアネモネ ヨーロッパ地中海沿岸が原産地の園芸品ですが、日本の「キクザキイチゲ」によく似ています。 園芸で言う普通の「アネモネ」はアネモネ・コロナリア(...
高山植物

キタザワブシ

キタザワブシ (キンポウゲ科トリカブト属)【北沢附子】 (Aconitum nipponicum subsp. micranthum) 別名:サクライウズ 北沢峠近辺にはトリカブトが多い。 トリカブト類は日本に約30種とのことで、分類は難し...
高山植物

ヤチトリカブト

ヤチトリカブト (キンポウゲ科トリカブト属)【谷地鳥兜】 (Aconitum senanense subsp. paludicola) 「ホソバトリカブト」の亜種とされる亜高山性の種類で、花柄に開出毛があり葉はホソバトリカブトより切れ込みが...
10月

シュウメイギク

シュウメイギク (キンポウゲ科イチリンソウ属)【秋明菊】 (Anemone hupehensis var. japonica) 別名:キブネギク 中国から古い時代に入ってきた帰化植物であり、古くから園芸栽培されてきたので改良品種の野生化もあ...
9月

ツクバトリカブト

ツクバトリカブト (キンポウゲ科トリカブト属)【筑波鳥兜】 (Aconitum japonicum subsp. maritimum) 東北地方南部~関東地方のほぼ全域と中部地方の高原に分布するトリカブト。 筑波山で最初に発見されたことから...
山岳の植物

シキンカラマツ

シキンカラマツ (キンポウゲ科カラマツソウ属)【紫錦唐松】 (Thalictrum rochebruneanum) 群馬、長野、福島などの山地で沢沿いや湿った草原などに生育する花です。 カラマツソウ属の仲間でももっとも色の美しい種類で、黄色...

サンリンソウ

サンリンソウ (キンポウゲ科イチリンソウ属)【三輪草】 (Anemone stolonifera) 一見すると「ニリンソウ」そっくりで、遠目に見過ごしてしまえばそれまでですが、実は別種の植物。 一本の茎から3輪の花が咲くという名ですが3輪と...
野山の植物

オキナグサ

オキナグサ (キンポウゲ科オキナグサ属)【翁草】 (Pulsatilla cernua) 本州以南の日当たりのよい丘や草原に咲く暗赤紫色の花。 うつむき加減に咲き始める風情と色がちょっとクロユリを思わせるところもありますが、実際にはもっと曲...

フタマタイチゲ

フタマタイチゲ (キンポウゲ科イチリンソウ属)【二股一華】 (Anemone dichotoma) 「ヤブレガサ」などのようにも見える葉は放射状に見えますが、実は3深裂した葉が2枚合わさっているそうです。 その葉の柄が二股に出て、その間から...

ヒエンソウ

ヒエンソウ (キンポウゲ科オオヒエンソウ属)【飛燕草】 (Delphinium ajacis) 南ヨーロッパ原産で園芸種として移入された花で、明治時代初期から知られていたが一般に普及したのは戦後だそうです。 飛燕草の名は、もちろん、鳥のよう...
野山の植物

コボタンヅル

コボタンヅル (キンポウゲ科センニンソウ属)【小牡丹蔓】 (Clematis apiifolia var. biternata) 「ボタンヅル」の変種で、葉が2回3出複葉であることが異なります。 (ボタンヅルは1回3出複葉) 「センニンソウ...
7月

ツクシカラマツ

ツクシカラマツ (キンポウゲ科カラマツソウ属)【筑紫唐松】 (Thalictrum kiusianum) 草丈が10cmに満たないようなミニチュアサイズのカラマツソウで、古くからの園芸種。 細かい花糸が薄ピンクや薄紫を帯びて、とても繊細な美...
野山の植物

タガラシ

タガラシ (キンポウゲ科キンポウゲ属)【田辛子】【田枯らし】 (学名:Ranunculus sceleratus) 日本全土の水田や溝などに生える、いわゆる「水田雑草」です。 「辛子」という名ですがアブラナ科の仲間ではなくキンポウゲ科です。...
野山の植物

トウゴクサバノオ

トウゴクサバノオ (キンポウゲ科シロカネソウ属)【東国鯖ノ尾】 (Dichocarpum trachyspermum) 別名:オオヤマシロカネソウ 沢沿いの林下の登山道わきにひっそりと咲く小さな草です。 たいへん可愛い花ですが、純白ではなく...