街での植物

モミジアオイ

モミジアオイ (アオイ科フヨウ属)【紅葉葵】 (Hibiscus coccineus) 北米原産のハイビスカスの仲間ですが、フヨウやアオイと違って花弁が重ならず、細身で分離しています。 葉も細く割れてモミジ葉状になっています。 とても大きく...
野山の植物

タカサゴユリ

タカサゴユリ (ユリ科)【高砂百合】 (学名 Lilium formosanum) 別名:ホソバテッポウユリ、タイワンユリ 「テッポウユリ」によく似ていますが、それよりもたいへん葉が細く、花の外側わきに紫色がかった細帯が入ります。 台湾原産...
6月

ヤグルマハッカ

ヤグルマハッカ (シソ科)【矢車薄荷】 (学名:Monarda fistulosa ) 北米原産で、園芸名では一般に属名のモナルダと呼ばれ、別名ベルガモット。 柑橘系の「ベルガモット」とは関係ありませんが葉の香りが似ているとのことです。 遠...

オランダハッカ

オランダハッカ (シソ科)【阿蘭陀薄荷】 (学名 Mentha spicata var. crispa) スペアミント、別名:ミドリハッカ ヨーロッパ原産の、いわゆる「スペアミント」で、江戸時代に導入されたそうです。 すでに全国的に市街地を...
野山の植物

ムラサキシキブ

ムラサキシキブ (シソ科ムラサキシキブ属)(クマツヅラ科)【紫式部】 (Callicarpa japonica) 美しい紫の実が人気の植物ですが、庭や植え込みに多く使われるのはほとんど「コムラサキ」の方が多いようです。 天然のムラサキシキブ...

シンテッポウユリ

シンテッポウユリ (ユリ科ユリ属)【新鉄砲百合】 (Lilium x formolongo) 九州南部以南が原産の日本の「テッポウユリ」と、台湾固有種の「タカサゴユリ」を掛け合わせた園芸種。 白い花と細い葉が特徴ですが、原種両者の特徴の中間...
7月

クリ

クリ (ブナ科クリ属)【栗】 (学名: Castanea crenata) 山野に自生する原種は、シバグリ(柴栗)またはヤマグリ(山栗)と呼ばれます。 畑で実を採るものはもちろん栽培品種ですが、多摩地方にはあちこちに栗林が残っています。 独...

ボタンクサギ

ボタンクサギ (クマツヅラ科)(シソ科)【牡丹臭木】 (学名:Clerodendrum bungei) 中国原産による園芸植物で、クサギ属ということで個々の花は「クサギ」とほぼ同じです。 こんもりと丸まっているのでなかなかインパクトがありま...

カサブランカ

カサブランカ (ユリ科) (学名: Lilium 'Casa Blanca') 日本の「ヤマユリ」などをベースに品種改良され、オランダで創りだされた園芸種です。 豪華で純白なので、お祝いの生花や花束に、胡蝶蘭と並んで人気があるのではないでし...
6月

ハナショウブ

ハナショウブ (アヤメ科アヤメ属)【花菖蒲】 (Iris ensata var. ensata) 野生の「ノハナショウブ」を基に、戦国時代-江戸時代から品種改良が繰り返されてきた園芸種。 特に、江戸時代にはバブル的な大ブームを経過して、膨大...
野山の植物

アカツメクサ

アカツメクサ (マメ科シャジクソウ属)【紫詰草】 (Trifolium pratense) 別名:ムラサキツメクサ、レッドクローバー おなじみの、ヨーロッパ原産の牧草ですが、明治時代以降に帰化して日本全国の普通の野の花となっています。 「シ...
6月

ヒメジョオン

ヒメジョオン (キク科ムカシヨモギ属) (Erigeron annuus) 「ハルジオン」と並んで、キク科の雑草の代表選手です。 北アメリカ原産で、幕末ごろに日本に入って来て、明治時代にはすでに雑草となっていたそうです。 街中でも野原でもど...
6月

ハルシャギク

ハルシャギク (キク科ハルシャギク属)【波斯菊】 (学名: Coreopsis tinctoria) 別名:ジャノメギク 北アメリカ原産の帰化植物で、明治時代に園芸種として渡来したといわれています。 たいへん目立って綺麗な花で、コスモスのよ...
6月

ヘラオオバコ

ヘラオオバコ (オオバコ科オオバコ属)【箆大葉子】 (Plantago lanceolata) 河原や土手に普通に生えて、独特の花穂をつける雑草です。 ヨーロッパ原産の帰化植物で、江戸時代末期に渡来したそうです。 花には雄蕊の葯が下から順々...
野山の植物

ガクアジサイ

ガクアジサイ (アジサイ科アジサイ属)【額紫陽花】 (Hydrangea macrophylla f. normalis) いわゆる「アジサイ」の原種で、「額」の名のように花序の周辺部を「装飾花」が取り囲む形です。 もともとの原種は、関東南...
6月

ガンピセンノウ

ガンピセンノウ (ナデシコ科)【岩菲仙翁】 (学名:Lychnis coronata) 「フシグロセンノウ」などに近いセンノウ属の仲間ですが、古い時代に中国から観賞用に導入されたものだそうです。 フシグロセンノウとほぼ同じ色で、花弁が妙に平...

ウワミズザクラ

ウワミズザクラ (バラ科ウワミズザクラ属)【上溝桜】 (Padus grayana) まるで「ブラシの木」のような特異な花序ですが、れっきとした日本の桜の仲間です。 同属の「イヌザクラ」とよく似ていますが、ウワミズザクラでは花茎に葉がついて...
野山の植物

ヤブカンゾウ

ヤブカンゾウ (ススキノキ科ワスレグサ属)(ユリ科)【薮萱草】 (Hemerocallis fulva var. kwanso) 「カンゾウ」といっても、漢方薬の「甘草」ではなく、「萱草」。 ワスレグサ属(ヘメロカリス)の一群の植物の呼び名...
野山の植物

ヒメヒオウギズイセン

ヒメヒオウギズイセン (アヤメ科ヒオウギズイセン属)【姫檜扇水仙】 (学名: Crocosmia x crocosmiiflora)  別名:モントブレチア 明治時代に渡来した、南アフリカ原産の園芸種。 ヨーロッパでヒオウギズイセンとヒメト...
6月

ビロードモウズイカ

ビロードモウズイカ (ゴマノハグサ科モウズイカ属) (学名:Verbascum thapsus) 現物を間近で触ってみるのは初めてでしたが、まさにビロードの手触りの不思議な葉。 ヨーロッパおよび北アフリカとアジアに原産する植物で、明治以降に...
6月

ネジバナ

ネジバナ (ラン科ネジバナ属)【捩花】 (Spiranthes sinensis var. amoena)  別名:モジズリ(綟摺) およそ気難しい生育条件の多いラン科の中でも、もっともポピュラーに雑草的に生える種類で、形の面白さや色の可愛...
9月

ラクウショウ

ラクウショウ (ヒノキ科ヌマスギ属)【落羽松】 (学名:Taxodium distichum)  別名:ヌマスギ(沼杉) 北アメリカ原産の針葉樹で、公園などに移植されています。 もともと、湿地の植物で半分冠水したような水辺に生え、呼吸のため...
野山の植物

シャガ

シャガ (アヤメ科アヤメ属)【射干】 (学名:Iris japonica) 学名が「アイリス・ジャポニカ」というくらいで、日本のアヤメの代表みたいだが、原産は中国で、古い時代の帰化植物と言われています。 そのため、天然自然の深山にはなく、人...
6月

コボウズオトギリ

コボウズオトギリ (オトギリソウ科オトギリソウ属)【小坊主弟切】 (学名:Hypericum androsaemum ) オトギリソウの仲間にも園芸品種がいろいろあるようですが、コボウズオトギリは花後の実が面白くて人気があるようです。 花は...
9月

タイリンキンシバイ

タイリンキンシバイ (オトギリソウ科オトギリソウ属)【大輪金糸梅】 (Hypericum patulum cv. Hidcote) 「キンシバイ」の園芸品種で、ヒペリカム・ヒドコートと呼ばれるものです。 遠目には「西洋キンシバイ」そっくりで...
6月

セイヨウキンシバイ

セイヨウキンシバイ (オトギリソウ科オトギリソウ属)【西洋金糸梅】 (Hypericum calycinum) 中国伝来の「キンシバイ(金糸梅)」に対し、トルコ方面から伝来なので「西洋金糸梅」。 キンシバイよりも大きな花で、「ビヨウヤナギ」...
野山の植物

コバンソウ

コバンソウ (イネ科コバンソウ属)【小判草】 (Briza maxima) 明治時代に観賞用に導入されたヨーロッパ原産の帰化植物です。 現在では、空き地や公園などに普通に見られる雑草となっています。 何処にでも生える雑草ですが、特徴的な小判...

ミヤコワスレ

ミヤコワスレ(キク科)(APG:キク科)【都忘れ】 ( Aster savatieri ) 「ミヤマヨメナ」を改良して園芸品種にした、春咲きの野菊です。 江戸時代から改良が続いてきたので色も様々で、マーガレットのような派手な品種も多いようで...

フェイジョア

フェイジョア (フトモモ科) (学名:Feijoa sellowiana) ------------------------ 夏に径4cmほどの花をつける。 花弁は内側が赤褐色、外側が白色で分厚く、糖分を含んで甘みがある。 ハチドリのような...
6月

ゼニアオイ

ゼニアオイ (アオイ科ゼニアオイ属)【銭葵】 (Malva sylvestris var. mauritiana) 初夏の川沿いや空き地、住宅の庭先に鮮やかな彩りを添えます。 原産地は地中海沿岸ということで、日本へは江戸時代に観賞用として入...
6月

コエビソウ

コエビソウ (キツネノマゴ科キツネノマゴ属)【小海老草】 (学名:Justicia brandegeeana) 街中のプランタの茂みで、枝先の葉が真っ赤になっているなあと思ってみると、どうもその陰に白い花らしきものが。 例によってこれは葉と...

アカンサス

アカンサス (キツネノマゴ科ハアザミ属)【ハアザミ、葉薊】 (Acanthus mollis) とあるビルの植栽に巨大なみずみずしい葉が生えていて、何だろうと思っているうち、巨大な花が咲きました。 巨大なシソというかなんか・・・ 「ハアザミ...
6月

ヒメヒオウギ

ヒメヒオウギ (アヤメ科ラペイルージア属)【姫檜扇】 (Anomatheca laxa) 可愛い園芸花ですが、清楚なわりに生命力強く、こぼれ種から自然に増えるので庭で徐々に野生化しています。 小さくてもよく目立つ花で、6弁の花弁の下3弁に赤...

メキシコマンネングサ

メキシコマンネングサ (ベンケイソウ科マンネングサ属)【メキシコ万年草】 (学名:Sedum mexicanum) ベンケイソウ科らしく、多肉の葉ですが、細かいので繊細な感じがします。 丈夫なので這い広がり、条件が良いとグランドカバーになり...

ニオイバンマツリ

ニオイバンマツリ (ナス科)【匂蕃茉莉】 (Brunfelsia latifolia) 神保町の歩道植栽に何故か一箇所だけ「ニオイバンマツリ」の植え込みがあります。 けっこう大きな株に茂っていますので、そのへんの歩道はかなり香ります。 きっ...
野山の植物

シロバナマンジュシャゲ

シロバナマンジュシャゲ (ヒガンバナ科ヒガンバナ属)(ユリ科)【白花曼珠沙華】【白花彼岸花】 (学名:Lycoris × albiflora) (シロバナヒガンバナ) 「ヒガンバナ」の群落の中には、たまに白花もあります。 「シロバナヒガンバ...
野山の植物

ヒガンバナ

ヒガンバナ (APG:ヒガンバナ科ヒガンバナ属)(ユリ科)【彼岸花】【曼珠沙華】 (学名 : Lycoris radiata) 埼玉県の西武線名物、日高市高麗の「巾着田」。 ここは、おそらく日本一の彼岸花が咲く「曼珠沙華公園」となっていて、...

ノハカタカラクサ(トキワツユクサ)

ノハカタカラクサ (ツユクサ科ムラサキツユクサ属)【野博多唐草】 (Tradescantia fluminensis) 別名:トキワツユクサ(常磐露草) 南アメリカ原産の帰化植物で要注意外来生物指定。 神保町の歩道にも、毎年あちこちに増えて...

ナガミヒナゲシ

ナガミヒナゲシ (ケシ科ケシ属)【長実雛芥子】 (学名 Papaver dubium) 地中海原産の帰化植物で、日本には1960年代から入ってきたそうです。 道路づたいに繁殖を広げ、市街地や住宅地を中心に日本全国に広がっています。 多摩地方...
野山の植物

コムラサキ

コムラサキ (シソ科ムラサキシキブ属)(クマツヅラ科)【小紫】 (学名:Callicarpa dichotoma )別名:コシキブ(小式部) 「ムラサキシキブ」とよく似ていますが、こちらのほうが、こぢんまりとまとまりが良いので、庭園や植木の...