園芸植物

野山の植物

ニオイスミレ

ニオイスミレ (スミレ科スミレ属)【匂い菫】 (Viola odorata) 別名:スイートバイオレット ヨーロッパ系原産のスミレの中で最もポピュラーなもので、園芸店で山野草としてでなく単に「スミレ」として売っているものは、これである率が高...

ハッカクレン

ハッカクレン (メギ科ポドフィルム属)【八角蓮】 (学名:Podophyllum pleianthum)別名:六角蓮 台湾や中国の深山に生える草ということで、何とも見慣れない植物です。 二股に分かれた茎の先に、6-9裂した傘のような葉をつけ...
野山の植物

ユキモチソウ

ユキモチソウ (サトイモ科テンナンショウ属)【雪餅草】 (学名:Arisaema sikokianum) 個性派ぞろいのテンナンショウ属の中でも、園芸人気の高い独特の種類です。 サトイモ科共通の、「仏炎苞」の花ですが、中心の肉状花穂の付属体...
野山の植物

シロヤマブキ

シロヤマブキ (バラ科シロヤマブキ属)【白山吹】 (学名:Rhodotypos scandens) 神保町の民家の鉢に植えられている白い花が、どう見てもヤマブキに似ているので調べてみたら、「シロヤマブキ」らしい。 葉や全体の感じが「ヤマブキ...
3月

ウスベニヒゴスミレ

ウスベニヒゴスミレ (スミレ科)【薄紅肥後菫】 (Viola chaerophylloides v. sieboldiana) これはヒゴスミレでも、「ウスベニヒゴスミレ」と呼ばれる園芸品種で、野生種そのものではありません。 花色のパターン...
3月

フクジュソウ(秩父紅)

フクジュソウ(秩父紅) (キンポウゲ科)【福寿草・秩父紅】 (Adonis ramosa) 「秩父紅」は、「フクジュソウ」の一品種で、一般のフクジュソウの黄色よりも濃い赤茶を帯びたオレンジ色のもので、秩父地方特産の幻の福寿草と言われた花です...
10月

フサフジウツギ

フサフジウツギ (フジウツギ科 フジウツギ属)(APG:ゴマノハグサ科)【房藤空木】 (Buddleja davidii) 属名「ブッドレア」の名称で園芸用に流通している中国原産の低木です。 各地で帰化・野生化していて、場所によっては大繁殖...
園芸植物

「カモメギク」と「アワコガネギク」

「カモメギク」は、「アワコガネギク(キクタニギク)」と遺伝子的には同一種であり、その違いは個体差の範囲が固定された品種レベルのようです。 よって、外形的な形態の違いによって区別するしかないわけです。 アワコガネギクの自生を見る機会があったの...
野山の植物

コンギク

コンギク (キク科シオン属)【紺菊】 (Aster ageratoides ssp. ovatus cv. Hortensis) 「ノコンギク」の紫色の濃いものを選別して観賞用により分けた園芸品種ですが、その起源は平安時代にまで遡るといわれ...
野山の植物

タマシダ

タマシダ (シダ植物ツルシダ科)【玉羊歯】 (学名:Nephrolepis cordifolia) 伊豆以南に分布する亜熱帯系のシダで、葉の並びが美しいので観葉植物として鉢植えや庭園でよく栽培されています。 野生では海岸近くに多く、岩上や樹...

アマクリナム

アマクリナム (ヒガンバナ科) (Amacrinum howardii) 高麗の巾着田の一角で、畑で綺麗なピンクの百合のような花を育てているところがありました。 近くで見てみると、「アマクリナム」の名札が。 アマリリスの仲間とハマユウの仲間...
10月

ヒメツルソバ

ヒメツルソバ (タデ科イヌタデ属)【姫蔓蕎麦】 (Persicaria capitata) 家の石垣や道路のコンクリート法面、駐車場の隅など、人里や街中の人工物のまわりによく見かけますが、もともと明治時代に園芸用に導入されたものです。 タデ...
野山の植物

カモメギク

カモメギク (キク科キク属)【鴎菊】 (Chrysanthemum seticuspe) 日本中で、皇居東御苑に植えられた2株しか存在しないといわれる黄色の野菊。 実態は、どうやら「キクタニギク(アワコガネギク)」の、江戸時代の古典園芸品種...
1月

ツワブキ

ツワブキ (キク科ツワブキ属)【石蕗】 (Farfugium japonicum) 太平洋側では福島県以南、日本海側では石川県以西から九州、南西諸島にまで広く分布する海岸性の植物。 日陰でよく育ち、花の乏しい晩秋から初冬に派手な花を咲かせる...
野山の植物

マルバフジバカマ

マルバフジバカマ (キク科アゲラティナ属)【丸葉藤袴】 (Ageratina altissima) 以前、箱根の国道1号線・裏街道を車で登っていったところ、たまたま工事渋滞に捕まってしまい、塔ノ沢あたりからずっとノロノロ運転が続きました。 ...
野山の植物

ツメレンゲ

ツメレンゲ (ベンケイソウ科イワレンゲ属)【爪蓮華】 (学名: Orostachys japonica) 山中や川沿いの日当たりの良い岩場に生える多肉植物で、江戸時代からの古典園芸種でもあります。 独特の尖った多肉質の葉がロゼット状に広がる...
街での植物

ヒロハノタイワンホトトギス

ヒロハノタイワンホトトギス (ユリ科ホトトギス属)【広葉台湾杜鵑草】 (Tricyrtis 'Amethystina') 「タイワンホトトギス」の園芸品種ですが、「広葉」といっても、いわゆるタイワンホトトギスと変わりは無いようです。 この名...
10月

ハゼラン

ハゼラン (ハゼラン科ハゼラン属)(スベリヒユ科)【爆蘭】 (Talinum paniculatum) 都会の歩道でも、郊外の住宅地でも、人里に幅広く繁殖する帰化植物です。 南米原産で明治時代に移入されたようです。 午後から開くという花は、...
野山の植物

シオン

シオン (キク科シオン属)【紫苑】 (Aster tataricus) 平安時代から観賞用と薬草として栽培されてきた野菊で、園芸植物としては結構ポピュラーですが、何と自生のものは現在非常に少ないそうです。 九州地方などの一部に見られるのみで...
9月

シロホトトギス

シロホトトギス (ユリ科ホトトギス属)【白杜鵑草】 (Tricyrtis hirta f. albescens)(シロバナホトトギス) 「ホトトギス」の白花品種で、天然自生のものもあるようですが、かなり稀なようで、ほとんどの場合、園芸用につ...
9月

タマスダレ

タマスダレ (ヒガンバナ科) 【玉簾】 (学名: Zephyranthes candida) ペルーなど南米の原産で、日本には明治時代に渡来したポピュラーな園芸植物です。 園芸では、属名の「ゼフィランサス」、英名の「レインリリー」で呼ばれる...
9月

ショウキズイセン

ショウキズイセン (ヒガンバナ科)【鍾馗水仙】 (学名 Lycoris traubii) (リコリス) オレンジ色の「ヒガンバナ」という感じで、いかにもリコリス属らしく、反り返った花弁と長い雄しべをもつ花です。 実際ヒガンバナとかなり近い種...
9月

ハナトラノオ

ハナトラノオ (シソ科ハナトラノオ属)【花虎の尾】 (Physostegia virginiana) 別名:カクトラノオ 北アメリカ東部原産で、日本へは大正時代に導入された宿根草の園芸植物です。 四方に向かって四角錐のかたちに咲くユニークな...
野山の植物

イヌキクイモ

イヌキクイモ  (キク科ヒマワリ属)【犬菊芋】 (Helianthus strumosus) 「キクイモ」は北米原産で根が芋のような根塊になり、江戸時代末期に飼料用作物として伝来したそうです。 で、何故「イヌ」かというと、その「キクイモ」に...

モミジアオイ

モミジアオイ (アオイ科フヨウ属)【紅葉葵】 (Hibiscus coccineus) 北米原産のハイビスカスの仲間ですが、フヨウやアオイと違って花弁が重ならず、細身で分離しています。 葉も細く割れてモミジ葉状になっています。 とても大きく...
野山の植物

サギソウ

サギソウ (ラン科サギソウ属)【鷺草】 (学名:Pecteilis radiata) ランの仲間としては珍しく栽培繁殖が確立してきたらしく、鉢植えなどの園芸植物としてはわりあいポピュラーになっている花です。 しかし、半面、野生自生のものは各...
野山の植物

タカサゴユリ

タカサゴユリ (ユリ科)【高砂百合】 (学名 Lilium formosanum) 別名:ホソバテッポウユリ、タイワンユリ 「テッポウユリ」によく似ていますが、それよりもたいへん葉が細く、花の外側わきに紫色がかった細帯が入ります。 台湾原産...
野山の植物

セイヨウノコギリソウ

セイヨウノコギリソウ (キク科ノコギリソウ属)【西洋鋸草】 (Achillea millefolium) ヨーロッパ原産のノコギリソウ属の帰化植物で、繁殖力が強く、日本では本州と北海道に、アメリカ、ニュージーランド、オーストラリアにも帰化し...
6月

ヤグルマハッカ

ヤグルマハッカ (シソ科)【矢車薄荷】 (学名:Monarda fistulosa ) 北米原産で、園芸名では一般に属名のモナルダと呼ばれ、別名ベルガモット。 柑橘系の「ベルガモット」とは関係ありませんが葉の香りが似ているとのことです。 遠...

オランダハッカ

オランダハッカ (シソ科)【阿蘭陀薄荷】 (学名 Mentha spicata var. crispa) スペアミント、別名:ミドリハッカ ヨーロッパ原産の、いわゆる「スペアミント」で、江戸時代に導入されたそうです。 すでに全国的に市街地を...
野山の植物

ムラサキシキブ

ムラサキシキブ (シソ科ムラサキシキブ属)(クマツヅラ科)【紫式部】 (Callicarpa japonica) 美しい紫の実が人気の植物ですが、庭や植え込みに多く使われるのはほとんど「コムラサキ」の方が多いようです。 天然のムラサキシキブ...
12月

センリョウ

センリョウ (センリョウ科センリョウ属)【千両】 (Sarcandra glabra) 「マンリョウ」や「百両」「十両」などとともに、縁起物の赤い実の代表ですが、他の多くがサクラソウ科ヤブコウジ属なのに対してこれはセンリョウ科で、実が葉序の...
野山の植物

ヒメウツギ

ヒメウツギ (アジサイ科ウツギ属)【姫空木】 (Deutzia gracilis) 関東地方以西の山地の日当たりのよいところに生育し、枝先に多数の白い花をつける日本固有種です。 株が小柄で枝葉の感じも綺麗で、純白の沢山の花をつけるので庭木と...

シンテッポウユリ

シンテッポウユリ (ユリ科ユリ属)【新鉄砲百合】 (Lilium x formolongo) 九州南部以南が原産の日本の「テッポウユリ」と、台湾固有種の「タカサゴユリ」を掛け合わせた園芸種。 白い花と細い葉が特徴ですが、原種両者の特徴の中間...
7月

クリ

クリ (ブナ科クリ属)【栗】 (学名: Castanea crenata) 山野に自生する原種は、シバグリ(柴栗)またはヤマグリ(山栗)と呼ばれます。 畑で実を採るものはもちろん栽培品種ですが、多摩地方にはあちこちに栗林が残っています。 独...
7月

ボタンクサギ

ボタンクサギ (クマツヅラ科)(シソ科)【牡丹臭木】 (学名:Clerodendrum bungei) 中国原産による園芸植物で、クサギ属ということで個々の花は「クサギ」とほぼ同じです。 こんもりと丸まっているのでなかなかインパクトがありま...
3月

ジャノヒゲ

ジャノヒゲ (APG:キジカクシ科ジャノヒゲ属)(ユリ科)【蛇の髭】 (Ophiopogon japonicus) 別名:リュウノヒゲ 庭や公園によく植えられる、あのジャノヒゲです。 園芸用のものかと思っていましたが、里山の林床でも意外と普...
7月

カサブランカ

カサブランカ (ユリ科) (学名: Lilium 'Casa Blanca') 日本の「ヤマユリ」などをベースに品種改良され、オランダで創りだされた園芸種です。 豪華で純白なので、お祝いの生花や花束に、胡蝶蘭と並んで人気があるのではないでし...
9月

オニユリ

オニユリ (ユリ科ユリ属)【鬼百合】 (Lilium lancifolium) 百合類の中の王様ともいえますが、オニユリは大陸由来の種類らしくアクの強さに好みが別れるかもしれません。 やはり、日本特産の「ヤマユリ」に軍配が上がるかもしれませ...
6月

ハナショウブ

ハナショウブ (アヤメ科アヤメ属)【花菖蒲】 (Iris ensata var. ensata) 野生の「ノハナショウブ」を基に、戦国時代-江戸時代から品種改良が繰り返されてきた園芸種。 特に、江戸時代にはバブル的な大ブームを経過して、膨大...