園芸植物

フユザクラ(コバザクラ) 

フユザクラ(コバザクラ) (バラ科サクラ属)【冬桜】 (Cerasus parvifolia 'Fuyu-zakura') 「冬桜」というと、「ジュウガツザクラ」や「シキザクラ」「コブクザクラ」など冬に開花する桜の総称として使われますが、狭...
12月

イチゴノキ

イチゴノキ (ツツジ科イチゴノキ属)【苺の木】 (Arbutus unedo) 神保町の街角で植えられていた低木の横を通ると白い花が。 12月というのに「アセビ」の返り咲きかな?と思いましたが、花の形が妙にエラの張った壺型で、葉が厚手でしっ...

フジ

フジ (マメ科フジ属)【藤】 (Wisteria floribunda) 別名:ノダフジ 言わずと知れた藤の花ですが、日本固有の野生藤は本州から九州に分布する「フジ(ノダフジ)」と、近畿以西の「ヤマフジ」があります。 花序が長く垂れ下がるの...
12月

ツボサンゴ

ツボサンゴ (ユキノシタ科ツボサンゴ属) (Heuchera sanguinea) 別名:ヒューケラ アメリカ南部からメキシコ北部の山岳地原産のヒューケラ属の園芸植物です。 ユキノシタ科らしい斑入りの葉が綺麗なので花もさることながら観葉に植...
野山の植物

キミノセンリョウ

キミノセンリョウ (センリョウ科センリョウ属)【黄実千両】 (Sarcandra glabra f. flava) 「センリョウ」の黄色い実がなる品種で、もちろん庭木などに植栽されるのですが、品種改良で作られたものではなく天然在来の品種だそ...
野山の植物

イヌマキ

イヌマキ (マキ科マキ属)【犬槇】 (Podocarpus macrophyllus f. spontaneus) 常緑針葉樹ですが、葉が広く松や杉などと一線を画し異彩を放っています。 「コウヤマキ」の下級品としてイヌの名がついていますが、...
野山の植物

クロマツ

クロマツ (マツ科マツ属)【黒松】 (Pinus thunbergii) 別名:オマツ いわゆる白砂青松といわれる海岸風景に欠かせない松の木で、本州以南に分布しますが、古くから植栽されているので本来の細かい分布はよく分からないようです。 ど...

ヤドリフカノキ

ヤドリフカノキ (ウコギ科フカノキ属)【宿り鱶の木】 (Schefflera arboricola) 別名:シェフレラ 俗称:カポック 台湾や中国南部が原産地の観葉植物で、園芸界では「カポック」の俗称で呼ばれていますが、カポックは本来パンヤ...
野山の植物

サネカズラ

サネカズラ (マツブサ科サネカズラ属)【実葛】 (Kadsura japonica) 別名:ビナンカズラ 関東以西の主に常緑樹林に自生する常緑の蔓性植物。 雌雄異株で、クリーム色の丸い花が咲き、秋には真っ赤な集合果となります。 昔から樹皮の...
野山の植物

オオシマザクラ

オオシマザクラ (バラ科サクラ属)【大島桜】 (Prunus speciosa) 伊豆大島をはじめ、伊豆半島、房総南部などに自生する、日本の野生サクラ固有種のひとつで、大型の一重の白い花を咲かせ、花期には緑の葉も同時に出ます。 萼片はスリム...

コブクザクラ

コブクザクラ (バラ科サクラ属)【子福桜】 (Prunus "Kobuku-zakura") シナノミザクラとコヒガンザクラ、またはシナノミザクラとジュウガツザクラの交雑種といわれる栽培品種です。 「ジュウガツザクラ」や「フユザクラ」同様、...
野山の植物

エゴノキ

エゴノキ (エゴノキ科エゴノキ属) (Styrax japonicus) 雑木林のわりあい日当たりの良いところに生える樹木ですが、公園の植樹にも見られます。 初夏に白い花が吊り下がる形で咲き、最盛期には密に鈴なりになります。 5裂の星型の花...

ジュウガツザクラ

ジュウガツザクラ (バラ科サクラ属)【十月桜】 (Prunus x subhirtella 'Autumnalis') エドヒガンとマメザクラの交雑種であるコヒガンザクラを元にして江戸末期に作られた園芸品種。 名の通り、10月ごろから4月ご...

キンレンカ

キンレンカ (ノウゼンハレン科)【金蓮花】 (Tropaeolum majus) 別名:ナスタチウム、ノウゼンハレン 南米アンデス山脈原産の園芸植物ですが、花や若葉は食用にもなるとのこと。 チドメグサやハスなどのような独特の丸い葉で、葉柄が...
10月

ラッキョウ

ラッキョウ (ヒガンバナ科ネギ属)【辣韮】 (Allium chinense) 別名:オオニラ あのラッキョウ漬のラッキョウの花です。 原産地は中国からヒマラヤ地方にかけてで、中国では紀元前3世紀以前から栽培され、日本へは9世紀までに伝来し...
野山の植物

サキシマフヨウ

サキシマフヨウ (アオイ科フヨウ属)【先島芙蓉】 (Hibiscus makinoi) 秋から冬にかけて咲く、南方系の「フヨウ」です。 鹿児島県西部の島から琉球諸島、台湾にかけ分布します。 「先島」の名の通り、八重山諸島に多いようですが、西...
10月

シュウメイギク

シュウメイギク (キンポウゲ科イチリンソウ属)【秋明菊】 (Anemone hupehensis var. japonica) 別名:キブネギク 中国から古い時代に入ってきた帰化植物であり、古くから園芸栽培されてきたので改良品種の野生化もあ...
野山の植物

カラタチバナ

カラタチバナ (サクラソウ科ヤブコウジ属)【唐橘】 (Ardisia crispa) 別名:【百両】 同属のマンリョウ(万両)などに対して、百両(ヒャクリョウ)と呼ばれる縁起物赤い実シリーズ。 東北南部以西の常緑樹の林下に自生する低木でせい...
6月

ムシトリナデシコ

ムシトリナデシコ (ナデシコ科マンテマ属)【虫取撫子】 (Silene armeria) 別名:コマチソウ 「ムシトリスミレ」の例もあって食虫植物のようなネーミングですが、全くそうではありません。 茎の上部の途中に粘液を出して粘る部分がある...
9月

ユーパトリウム(セイヨウフジバカマ)

ユーパトリウム(セイヨウフジバカマ) (キク科コノクリニウム属)【西洋藤袴】 (Conoclinium coelestinum) 別名:青花フジバカマ 「ユーパトリウム」というのは、「フジバカマ」や「ヒヨドリバナ」などが属しる「ヒヨドリバナ...
9月

ニシキハギ

ニシキハギ (マメ科ハギ属)【錦萩】 (Lespedeza thunbergii subsp. thunbergii 'Nipponica') 中部以西の山地に自生する「ビッチュウヤマハギ」を基にした園芸品種で、庭園などに広く植えられていま...
6月

キクイモモドキ

キクイモモドキ (キク科キクイモモドキ属)【菊芋擬】 (Heliopsis helianthoides) 北米原産で明治時代中期に観賞用として導入され、一部野生化した帰化植物です。 「キクイモ」に似て非なる花なので「モドキ」ですが、似て非な...
9月

キクイモ

キクイモ  (キク科ヒマワリ属)【菊芋】 (Helianthus tuberosus) 北米原産のヒマワリ属でヒマワリそっくりの花が何故「イモ」かというと、「キクイモ」の根が芋のような根塊になり、家畜の飼料として使えることからだそうです。 ...
9月

ベニバナサワギキョウ

ベニバナサワギキョウ (キキョウ科ミゾカクシ属)【紅花沢桔梗】 (Lobelia cardinalis) 北アメリカ原産の、別名「アメリカサワギキョウ」で、湿地や沼地などに自生するもので、園芸品種の母種ともなっています。 「宿根ロベリア」の...

ヒメスイレン

ヒメスイレン (スイレン科スイレン属) (Nymphaea cv. Heloola) 「スイレン(睡蓮)」は温帯から熱帯にかけて分布し、日本に自生する原種は「ヒツジグサ」一種のみで、世界に50種前後とされるようですが、園芸種がたいへん多く作...
野山の植物

フウラン

フウラン (ラン科フウラン属)【風蘭】 (Vanda falcata)または(Neofinetia falcata) 着生ランの一種で、純白のたいへん美しい特徴的な花を咲かせます。 関東以西の太平洋岸、中国、四国、九州、沖縄に分布する希少種...
6月

コンテリクラマゴケ

コンテリクラマゴケ (シダ植物イワヒバ科)(ヒカゲノカズラ植物門)【紺照蔵馬苔】 (Selaginella uncinata) 「クラマゴケ」や「イワヒバ」の仲間の常緑シダ植物で、地上を這い密に重なり合って茂ります。 中国原産で、独特の青い...

ヒルザキツキミソウ

ヒルザキツキミソウ (アカバナ科マツヨイグサ属)【昼咲月見草】 (Oenothera speciosa) 近年あちこちでよく見る、ピンクの可愛い花。 微妙なグラデーションの薄い花弁が光を通し、自ら発光しているような風情で草むらに浮かび上がり...

ニオイロウバイ

ニオイロウバイ (ロウバイ科クロバナロウバイ属) (学名:Calycanthus floridus) 別名:クロバナロウバイ 北アメリカ南東部原産の低木で、クロバナの名のとおり独特の黒赤色の花を咲かせます。 マットな質感の多くの萼片が集まる...

オウバイモドキ

オウバイモドキ (モクセイ科ソケイ属)【黄梅擬、雲南黄梅】 (Jasminum mesnyi) 別名:ウンナンオウバイ 近所の春の雑木林を探索していたら、黄色い大きな花。 園芸品の逸出には違いないが知らない花だ。 細い枝が長く伸びて垂れ下が...

ヒュウガミズキ

ヒュウガミズキ (マンサク科トサミズキ属)【日向水木】 (Corylopsis pauciflora) 「トサミズキ」に似て春の葉が出る前の時期に多くの花をつけます。 トサミズキよりも花序の花数が少なく2-3個だけがかたまって咲き、長く吊り...
3月

ヒサカキ

ヒサカキ (モッコク科ヒサカキ属)【姫榊】 (Eurya japonica) 東北以南に分布する常緑樹で照葉樹林に広く生育します。 「サカキ」(榊)が分布しない地域で、その代わりに仏壇などに供えるのに使われます。 小枝につく花は、雄花と雌花...
3月

オウバイ

オウバイ (モクセイ科ソケイ属)【黄梅】 (学名: Jasminum nudiflorum) 春まだ早く、世にほとんど花の無い時期に逸早く黄色い花を咲かせる樹木はいろいろありますが、このオウバイはツル状の枝がごちゃごちゃした低木なので、あま...
3月

カンヒザクラ

カンヒザクラ (バラ科サクラ属)【寒緋桜】 (Cerasus campanulata) 別名:ヒカンザクラ 中国南部から台湾にかけての山地に分布する南方系の植物で、日本では石垣島に自生しているようです。 沖縄方面では桜というのはこの寒緋桜を...
3月

エンゴサク

エンゴサク (ケシ科キケマン属)【延胡索】 (Corydalis turtschaninovii f.yanhusuo) 中国東北部から朝鮮半島に分布する、「チョウセンエンゴサク」の品種。 これの塊茎を乾燥したものが漢方薬材料の「延胡索」の...
3月

フキタンポポ

フキタンポポ (キク科フキタンポポ属)【蕗蒲公英】 (Tussilago farfara) 遠目には「フクジュソウ」に見えますが花弁がたいへん細かく、ちょっと赤みを帯びているようです。 フクジュソウと同様、春先にいきなり花が咲いてそれから葉...

ボケ

ボケ (バラ科ボケ属)【木瓜】 (Chaenomeles speciosa) 日当たりのよい低山に自生する「クサボケ」は、日本原産のものですが、「ボケ」は中国原産の移入種です。 花の色は赤と限らず、白やミックスもあります。 枝には棘があり、...
3月

ハクモクレン

ハクモクレン (モクレン科モクレン属)【白木蓮】 (Magnolia denudata) 白木蓮は、「モクレン」の単に白花かと思っていましたが、そうではなく別種です。 白い花弁が6枚、同様に白い萼片が3枚で合計9枚の花びらとなります。 「コ...
6月

四季咲きコマクサ

四季咲きコマクサ (ケシ科コマクサ属) (Dicentra peregrina×D.eximia) 駒ヶ根の野草園を見ていたら、見慣れないコマクサに似た花がありました。 「四季咲きコマクサ」と札があり、調べてみたところ、アメリカコマクサ(ヒ...
9月

シロガネヨシ(パンパスグラス) 

シロガネヨシ(パンパスグラス) (イネ科シロガネヨシ属)【白銀葭】 (学名: Cortaderia selloana) 各地の公園などでよく見かけるようになった「お化けススキ」。 近頃では、たまに個人宅の庭でも植えられているのを見ます。 高...