ホロムイソウ

ホロムイソウ (ホロムイソウ科ホロムイソウ属)【幌向草】
Scheuchzeria palustris

ホロムイソウ

2022/06/20 尾瀬ヶ原

世界に1科1属1種という、きわめて特殊な北方系の植物で、日本では北海道・東北地方に分布し、中部地方にも隔離分布します。

寒冷地の湿原のごく浅い水中から生え、半円柱形の細長い葉を出します。

高層湿原のミズゴケの中を根茎が這い、そこから生えてくるようです。

花は一見不可解な構造ですが、淡緑色の6枚の花被片をもち、3個の茶色い雌蕊(子房?)、6個の雄蕊があります。

雄性先熟ということで、雄性期には6本の長い葯が周囲に突き出し、その後雌しべの柱頭が出てくるようです。

何と京都の郊外にもピンポイントで生育地があり、これは世界の分布南限だそうです。

氷河期遺存植物のようで、東京の石神井公園に「ミツガシワ」が自生しているのと同じような感じでしょうか。

ホロムイソウ

2022/06/20 尾瀬ヶ原

ホロムイソウ

2022/06/20 尾瀬ヶ原

ホロムイソウ

2022/06/20 尾瀬ヶ原

ホロムイソウ

右に突き出ているのが残っている雄しべの葯 2022/06/20 尾瀬ヶ原

ホロムイソウ

雄しべが全て萎れた花には花柱が出ているようだ 2022/06/20 尾瀬ヶ原

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