タカネビランジ

タカネビランジ (ナデシコ科マンテマ属)
Silene akaisialpina

タカネビランジ

2015/08 北沢峠付近(標高約1950m)

亜高山から高山帯に生える、南アルプス特産の多年草。

花色は淡紅色から紅紫色まで変異が広く、「オオビランジ」によく似ていますが、花茎や萼筒に腺毛が生えています。

山梨県、長野県で絶滅危惧指定


北沢峠近くの山小屋のわきに、園芸植物を植えたのかと思ったほど華やかに群生していました。

正面からみると、いびつなユキワリソウかサクラソウ類のように見えますが、マンテマ類なので根元は筒状の花です。
それにしても、花弁がばらばらで非対称なのが気になりますが、これが特徴のようです。

近縁の「オオビランジ」とたいへんよく似ていますが、オオビランジは花の筒状部や萼が無毛です。

「ビランジ」という妙な名前の語源は何なのでしょう?

タカネビランジ

2015/08 北沢峠付近(標高約1950m)

タカネビランジ

2015/08 北沢峠付近(標高約1950m)

2015/08 北沢峠付近(標高約1950m)

2015/08 北沢峠(標高約1950m)


【Youtube 山川草木図譜チャンネル】

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