タラノキ

タラノキ (ウコギ科タラノキ属)【楤木】
Aralia elata

タラノキ

2018/08 神代植物公園

言わずとしれた山菜の「タラの芽」のタラの木です。

早春の山で見てもトゲトゲの丸太ん棒を地面におっ立てたような独特の樹形は、いつも新芽をむしられ続けているためかと思っていましたが、そもそもそういう樹形なのですね。

地方によっては「オニノカナボウ」という別名があるようですが、まさにそのとおりです。

幹の棘だけでなく、枝に対生する葉の付け根に長く鋭い棘があり、葉の中軸上にも棘が並ぶので、藪をかき分ける際に生えているとかなり危険。

荒れ地などに先駆けて生えるパイオニア種と言われているので、林道沿いや林縁でよく見られます。

花序は同じウコギ科の「ウド」や「ヤツデ」などと似た感じの小さな花が多数咲き、秋に黒い実になると多くの鳥が好むようです。

2022/05 東村山市

2022/05 東村山市

タラノキ

2018/08 神代植物公園

タラノキ

2018/08 神代植物公園

タラノキ

2018/08 神代植物公園

タラノキの実

実  2021/09/07 神代植物公園

タラノキの実

実 2023/11/04 東村山市


【Youtube 山川草木図譜チャンネル】

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