Friedrichshafen FF 54

Friedrichshafen FF 54

Friedrichshafen FF 54

フリードリヒスハーフェン FF54

1917年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:?、全幅:?、全備重量:?
エンジン:Mercedes D3 160HP、武装:7.9mm機関銃×2、
最高速度:?

特異な形のクアドラプレーン(4葉機)である。

2つの中央翼だけが細身で、しかも全部の翼が全て不統一な取り付けなので何だかまとまりがない。
ボディーはドイツ機お得意のモノコック鯨型だがいやにずんぐりである。

当然のごとく1機だけの試作機だが、上から3番目の中央翼を撤去してのテストもされたという。

最初からもっと普通に作ればいいのに、とも思うが…

Friedrichshafen FF 54 Germany

Schutte Lanz Dr1

Schutte Lanz Dr1

Schutte Lanz Dr1

シュッテランツ Dr1

1917年ドイツ
単発・単座偵察機。
全長:6.26、全幅:8.00、全備重量:900kg
エンジン:Mercedes D3 160HP、武装:?
最高速度:?

飛行船メーカーのシュッテランズが作った三葉機。
母体はD3複葉機を使って改造された試作機である。
中翼と下翼だけスタッガー配置になった、ちょっと変わった翼の配列に見える。

Schutte Lanz Dr.I Germany

Schutte Lanz D3

Schutte Lanz D3

Schutte Lanz D3

シュッテランツ D3

1917年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:6.50m、全幅:8.00m、全備重量:860kg
エンジン:Mercedes D3 160HP、武装:?
最高速度:195km/h

ソッピース・タブロイドのコピーであったD1の発展型で、採用・生産されなかった複葉戦闘機。

このメーカーは、ツェッペリンの陰に隠れて目立たないが飛行船では有名なメーカー。
大戦初期から飛行機の方も開発・研究がされていたがこの分野ではマイナーなようである。

このD3はドイツによくあるパターンの水冷・モノコックボディの戦闘機だが、別になんということもなかったようで試作だけのようだ。

Schutte Lanz D3 Germany

Schutte Lanz C1

Schutte Lanz C1

Schutte Lanz C1

シュッテランツ C1

1914年ドイツ
単発・単座偵察機。
全長:?、全幅:?、全備重量:?
エンジン:Mercedes D3 160HP、武装:?
最高速度:?

このメーカーは、ツェッペリンの陰に隠れて目立たないが飛行船では有名なメーカーである。

大戦初期から開発・研究されていた飛行機も何種かあるが、これはドイツではこの時期珍しい推進式機種。
試作の1機しか作られなかったようだがメルセデスの強力なエンジンを搭載している。
もっとも、この会社の飛行機は複葉戦闘機、双発爆撃機ともみな同じエンジンのようである。

詳細はまったく不明。

Schutte Lanz C.I Germany

FOKKER V25

FOKKER V25

FOKKER V25

フォッカー・V25

1918年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:5.93m、全幅:8.73m、全備重量:564kg
エンジン:Oberursel Ur II 110HP、武装:?
最高速度:200km/h

V.23の視界にクレームをつけられたフォッカーは、並行して開発していた空冷モデルでさらに先進的な低翼単葉の機体を開発。
コックピットからの視界は改善され、片持ちで張り線のない、当時としてはかなり画期的な構造であった。

だがしかし、またもや軍はこれを却下。

この後に続くV番号、V26は名機D8のプロトとなるのだが、これはパラソル高翼である。
どうもこの頃の軍は、中翼や低翼の片持ちというものに不信をいだいていたのではないだろうか?

Fokker V25 Germany

FOKKER V23

FOKKER V23

FOKKER V23

フォッカー・V23

1918年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:5.80m、全幅:8.73m、全備重量:853kg
エンジン:Mercedes D3 160HP、武装:7.9mm機銃×2
最高速度:200km/h

フォッカーが打ち出していた一連の片持ち中翼の単葉機で、V20をパワーアップしたモデル。
だが、軍はコックピットの前方視界にクレームをつけ、またも採用拒否。

これも試作の1機のみであった。

Fokker V23 Germany

FOKKER V20

FOKKER V20

FOKKER V20

フォッカー・V20

1918年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:?m、全幅:?、全備重量:?
エンジン:Mercedes D3 110HP、武装:?
最高速度:?

これも1機しか作られなかった試作機。

合板を主体とした複合材料で作られ、斬新な片持ち中翼の単葉機。
軍に目を向けられなかったV17はオーベルウーゼルの空冷エンジンだったが、こちらはメルセデスの液冷エンジン。

しかし、軍にはまたも拒否される。

Fokker V20 Germany

FOKKER V17

FOKKER V17

FOKKER V17

フォッカー・V17

1917年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:5.77m、全幅:?、全備重量:461kg
エンジン:Oberursel UR2 110HP、武装:7.9mm機関銃×2、
最高速度:?

1機しか作られなかった試作機。

合板を主体とした複合材料で作られ、斬新な片持ち中翼の単葉機。
資料がなく定かではないが、主翼以外はフォッカーDr.1をそのまま使っているように思える。

プロトタイプ1機のみ作られたが、軍には関心を持たれなかったようである。
シンプルで軽快な感じで視界が良さそうであるがどんなものだろう。

Fokker V17 Germany

FOKKER V3

FOKKER V3

FOKKER V3

フォッカー V3

1917年ドイツ
単発・三葉試作機。
全長:?、全幅:?m、全備重量:?
エンジン:Le Rhone 110HP、武装:無し
最高速度:?

フォッカーV1からV7あたりまでの試作機シリーズは、Dr1の開発または発展モデルである。

それぞれ、1機づつくらいしか作られていない本当の実験機のようだが、このV3はDr1そっくりだが何と翼間支柱を一切使わず、片持ち式の三葉機となっている。

たしかに空気抵抗などは少なくなるだろうが、複葉機というのは元来、支柱なども合わせて全体が立体の箱型になるから強度が出るのであって、その意味ではあまりメリットは無さそうだがいかがなものか。

FOKKER V3 Germany

FOKKER V2

FOKKER V2

FOKKER V2

フォッカー V2

1917年ドイツ
単発・複葉試作機。
全長:?、全幅:7.87m、全備重量:?
エンジン:Mercedes D III 160HP、武装:無し
最高速度:190 km/h

1機限りの試作機。

フォッカーには珍しい、液冷列型エンジン搭載で、後退角のついた上翼が特徴的。

しかし、何らかの効果があったかどうかのテスト結果記録は残っていない。
フォッカーの試作Vシリーズには翼間支柱の無い試作モデルが多い。

FOKKER V2 Germany

FOKKER V1

FOKKER V1

FOKKER V1

フォッカー V1

1916年ドイツ
単発・複葉試作機。
全長:5.64m、全幅:8.0m、全備重量:?
エンジン:Oberursel U1 100HP、武装:シュパンダウ機銃x2
最高速度:?

1916秋から開発開始された試験機で、 ラインホルト・プラッツによる最初の設計機。

ずんぐりした胴体は鋼管パイプで、金属製フルカウリングとともに、当時として画期的構造。
異様に分厚い上翼と、やけに小さい下翼で変則的な複葉機だ。

垂直尾翼が前倒しの形であることや、短い主翼をはずして胴体と束ねている写真もあるので、運搬を考えた設計なのではないだろうか。

FOKKER V1 Germany

EULER Dr2

EULER Dr2

EULER Dr2

オイラー Dr2

1917年ドイツ
単発・単座戦闘・練習機。
全長:?、全幅:?、全備重量:?
エンジン:Oberursel U III 160HP、武装:?
最高速度:?

詳細は不明だが不成功に終わったプロトタイプらしい。
その後複葉機に修正されて開発を続けられたようであるが最終的にどうなったのか不明。

写真だけ見るとなかなかスマートでカッコイイのだが・・・
どうもこのメーカーの数種類ある機体は、みな失敗作だったような感じだ。
そのせいであまり出てこない名前なのかもしれない。

アウグスト・オイラー自身はドイツ航空界の先駆者として有名なのだが…

EULER Dr.II Germany

EULER D1

EULER D1

EULER D1

オイラー D1

1916年ドイツ
単発・単座戦闘・練習機。
全長:5.8m、全幅:8.1m、全備重量:600kg
エンジン:Oberursel 80HP、武装:7.9mm機関銃×1
最高速度:140km/h

初期に少数が戦闘機および練習機として製造された。
フランスのニューポール11のコピーといわれている。

天下のドイツ機も大戦初期のころは、フランスやイギリスのコピーものも多かった。

EULER D.I Germany

A.E.G. D1

A.E.G. D1

A.E.G. D1

A.E.G. D1

1917年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:6.10m、全幅:8.50m、全備重量:940kg
エンジン:Mercedes D.III 160HP、武装:7.9mm機関銃×2、
最高速度:205km/h

強力なメルセデスエンジンを搭載した小型の機体。
全長が短いので太めのレーサーのようなシルエット。

3機のプロトタイプが造られたが、2機がクラッシュしてしまったため、開発は中止された。

A.E.G. D I Germany

Halberstadt CL2

Halberstadt CL2

Halberstadt CL2

ハルバーシュタット CL2

1917年ドイツ
単発・複座攻撃機。
全長:7.30m、全幅:10.77m、全備重量:1130kg
エンジン:Mercedes D3 160HP、武装:7.9mm機関銃×2~3、
最高速度:170km/h

スマートな機体に広い射界をもつ後方射手を乗せ、50kg程度の爆装もできる、ベストセラー偵察・攻撃機。

もともと、戦闘機として開発されたD4からの発展型で、1917から終戦まで900機ほどが主に地上支援に活躍した。

機体脇に取り付けられた爆弾架に並べた10個ほどの小型爆弾を、後方射手が敵陣の塹壕に投げ落とした。

Halberstadt CL.II Germany

Siemens-Schuckert D6

Siemens-Schuckert D6

Siemens-Schuckert D6

1919年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:6.5m、全幅:9.37m、全備重量:710kg
エンジン:ジーメンス・ハルスケ Sh IIIa 160HP、武装:?
最高速度:220km/h
ジーメンス-シュッケルト D6

1919年に2機のプロトタイプが造られた、パラソル翼のスマートな戦闘機。

終戦により生産はされなかった。
胴体下に落下式燃料タンクを備えている。

Siemens-Schuckert D.VI Germany

SIEMENS-SCHUCKERT D4

SIEMENS-SCHUCKERT D4

SIEMENS-SCHUCKERT D4

ジーメンス・シュケルト D4

1918年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:5.70m、全幅:8.35m、全備重量:735kg
エンジン:Siemens-Halske Sh.3a 160HP、武装:7.9機関銃×2、
最高速度:184km/h

ジーメンス・ハルスケSh.3a空冷回転星型11気筒・カウンタートルクエンジンを搭載。
小型の機体に大パワーエンジンで優れた上昇力をもつ機体である。

このころの機体にはあまり見られない4枚プロペラも強大なパワーをもたらしていたのだろう。
勇猛な印象の大きなカウリングで、WWⅡのフォッケウルフや雷電を思わせるイメージだが、実際に本土防衛任務についていたようなので 同じように局地戦的な用途に使われたようだ。

フォッカーD7の後継強力戦力として期待されたが、戦況に影響を与えるには遅すぎたようである。

SIEMENS-SCHUCKERT D.IV Germany

SIEMENS-SCHUCKERT D3

SIEMENS-SCHUCKERT D3

SIEMENS-SCHUCKERT D3

ジーメンス・シュケルト D3

1918年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:5.7m、全幅:8.43m、全備重量:725kg
エンジン:Siemens-Halske Sh.3 160HP、武装:7.9mm機銃×2
最高速度:180km/h

画期的なトルク減殺エンジンを実用化したD2を改良して量産配備型にしたD3だが、強大な上昇性能をもつかわりにエンジンが過熱する欠陥が発覚してしまった。

この写真のようにフルカバーされたカウリングは後に下部を切り取られ、さらに改良型エンジンSh.3aに換装してD4型へと続くのだが、もうすでにドイツ軍は終局に向かっていた。

ブルドッグのように寧猛な、いかにも精強なシルエットの機体である。

SIEMENS-SCHUCKERT D.III Germany

SIEMENS-SCHUCKERT D2

SIEMENS-SCHUCKERT D2

SIEMENS-SCHUCKERT D2

ジーメンス・シュケルト D2

1917年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:、全幅:、全備重量:不明
エンジン:Siemens-Halske Sh.3 160HP、
最高速度:不明

半モノコック構造の円筒形胴体を備えた機体。
次に続くD3のプロトタイプとして翼の違う機体が6機作られた。

最大の特徴は、強力なジーメンス・ハルスケエンジン。
この当時の星型エンジンは、シリンダーヘッドなどの本体がプロペラと一緒に回る「ロータリー式」だが、この方式の最大の欠点はエンジンが大型・強力になるほど回転トルクの機体に及ぼす悪影響が深刻になってしまうことである。

ジーメンスのこのエンジンは、ギアを介してエンジンとプロペラを逆方向に回転させトルクを打ち消す方式を実用化している。
それにより優れた上昇性能を発揮でき、D3、D4の開発へと続いたのである。

SIEMENS-SCHUCKERT D.II Germany

SIEMENS-SCHUCKERT D1

SIEMENS-SCHUCKERT D1

SIEMENS-SCHUCKERT D1

ジーメンス・シュケルト D1

1916年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:6.00m、全幅:7.50m、全備重量:654kg
エンジン:Siemens-Halske 110HP、
最高速度:155km/h

後に革新的なエンジン形式を開発した、ジーメンス・シュケルトだが、このD1ではまだ他国のコピー段階のレベルだった。

このD1はニューポール 11のほとんどそっくりのコピー機である。
生産が遅れたためすでに旧式となっており、95機作られたが実際には殆どが練習機となったようである。
垂直尾翼やV型翼間支柱など、まさにニューポールそのものである。

SIEMENS-SCHUCKERT D.I Germany

Sablatnig SF4 Dr

Sablatnig SF4 Dr

Sablatnig SF4 Dr

サブラトニク SF4 Dr

1917年ドイツ
単発・単座戦闘・偵察機。
全長:8.33m 全幅:9.25m、全備重量:1070kg
エンジン:Benz Bz III 150HP、武装:7.8mm機銃×1
最高速度:158km/h

試作水上戦闘機で、複葉と3葉がそれぞれプロトタイプとして作られた。

写真ではなかなかスマートなデザインだが、性能的には不作だったようで生産はされていない。
とはいっても、兄弟機種のSF2やSF5などは、同様デザインの複葉機で、偵察機や練習機としてドイツ海軍で使われている。

どこの国でも3葉機の試作機は多いが成功例は意外と少ないのだが、水上機ではなおさらなのかもしれない。

Sablatnig SF4 Dr Germany

Kondor D6

Kondor D6

Kondor D6

コンドル D6

1918年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:5.8、全幅:8.25m、全備重量:645kg
エンジン:Oberursel Ur III 145HP、武装:7.9mm機銃×2
最高速度:170km/h
Kondor D6

複葉機やパラソル翼の欠点である、上方視界の悪さを解決するために、上翼の中央部を無くしてしまいセパレートにするという強引な手段をとったモデル。

たしかに視界は良くなったが当然低下する強度とかえって増大した抗力とのバランスがうまくいかなかったらしい。

1機だけ作られた試作機。

Kondor D.VI Germany

Kondor E3

Kondor E3

Kondor E3

コンドル E3

1918年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:5.5、全幅:9.0m、全備重量:640kg
エンジン:Goebel Goe III 160HP、武装:?
最高速度:190km/h

フォッカーE5に触発されて開発された、パラソル単葉でワイヤー無しのモダンなモデル。
フォッカーよりも頑丈な翼をもち、飛行性能も高いものだったようだが、終戦前に完成したのは8-10機程度とみられる。

写真で見ても非常に厚い頑丈そうな翼である。

Kondor E.III Germany

DFW C5

DFW C5

DFW C5

DFW C5

1916年
単発・複座偵察機
全長:7.87m、全幅:13.27m、全備重量:1430kg
エンジン:Benz Bz IV 200HP、
最高速度:155km/h、武装:7.9mm機銃×2

スリムな機首の形状ながらエンジンのシリンダートップや排気管は大きく突き出した機体。
空力的に不利そうだが、さほど高速でないのでこれで良かったんだろうか。

この前のモデル、C.4とあわせて地味ながら、たいへん多用途に活用されたベストセラー機種。
偵察機だが、爆撃、夜間爆撃などにも活躍し、1000機以上が生産されている。

DFW C.V Germany