FOKKER E3

FOKKER E3

FOKKER E3

フォッカー・E3

1915年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:7.20m、全幅:9.52m、全備重量:610kg
エンジン:Oberursel U1 100HP、武装:7.9mm機関銃×1、
最高速度:140km/h

フォッカーE1の改良版戦闘機。
エンジンがE1の7気筒80馬力から、9気筒100馬力にアップしている。

またこの機は、インメルマン・ターンを発明したマックス・インメルマンの愛機でもあるそうだ。
インメルマン・ターンはコンバット・フライトシミュレータなどにも出てくる古典的な格闘戦の技術である。

これらEシリーズは単葉の主翼をワイヤーで上下から張っている。
平坦な単葉では立体構造の複葉と違い、強度が出せなかったのだろうけれど、そんな機体で宙返りのインメルマンターンなんかやって 壊れなかったんだろうか。ちょっと不安ではある。

さらにこのワイヤーのうち半分は主翼の撓みコントロールを行なうもの。
この機体までは、まだ主翼のエルロンは装備されていず、翼端そのものを捻じ曲げる方式で、その辺には未だ最初期の飛行機の色を残しているのだった。

Fokker E.III Germany