スプリング・エフェメラル-春の妖精たち

「スプリング・エフェメラル」とは、「春の儚いものたち」といった意味で、春本番前の早春時期にいち早く花を咲かせ、他の植物が生い茂るころには葉を落としたり成長をやめ、次の早春まで休眠してしまう植物群のことをいいます。

年間サイクルに時間差をつけることで、他の植物たちとの競合を避けながら繁殖しようという生存戦略を選んだ花たちです。

雪が消えた途端に花を咲かせる福寿草などが代表で、身近なものではカタクリやニリンソウなどが該当します。

野山の草花

カイコバイモ

カイコバイモ (ユリ科バイモ属)【甲斐小貝母】 (Fritillaria kaiensis) 甲斐の名の通り、山梨県静岡県の低山落葉樹林下に稀に咲くコバイモです。 ところが八王子市の都市部の自然公園内に自生地があり、こ...
野山の草花

ヒメニラ

ヒメニラ (ヒガンバナ科ネギ属)【姫韮】 (学名:Allium monanthum) 「スプリングエフェメラル」のひとつで、たいへん小さく繊細な花。 大きさが全く違いますが似た感じの「ヒロハアマナ」などに混じって生...
野山の草花

イチリンソウ

イチリンソウ (キンポウゲ科イチリンソウ属)【一輪草】 (学名:Anemone nikoensis) 「ニリンソウ」によく似た「スプリングエフェメラル」で、ニリンソウの姉貴分という感じの大柄な風格があります。 花は...
2019.04.06
野山の草花

ハシリドコロ

ハシリドコロ (ナス科ハシリドコロ属)【走野老】 (Scopolia japonica) 春の山野の風物詩であると同時に、有名な毒草でもあります。 「チョウセンアサガオ」などと同様、典型的なナス科のアルカロイド毒含有植物。...
2018.03.29
野山の草花

キバナノアマナ

キバナノアマナ (ユリ科キバナノアマナ属)【黄花の甘菜】 (学名:Gagea lutea )別名 キバナアマナ 「アマナ」や「ヒロハノアマナ」とは別属になっているだけあって、花の姿や印象が違います。 花茎から花までが区切り...
2017.05.05
野山の草花

ミチノクフクジュソウ

ミチノクフクジュソウ (キンポウゲ科) (Adonis multiflola) 従来、日本のフクジュソウは、種としては1種類と考えられていました。 ところが近年、研究が進み分類が見直された結果、日本のフクジュソウは4種から...
2019.03.18
野山の草花

フクジュソウ(秩父紅)

フクジュソウ(秩父紅) (キンポウゲ科)【福寿草・秩父紅】 (学名:Adonis ramosa) 「秩父紅」は、「フクジュソウ」の一品種で、一般のフクジュソウの黄色よりも濃い赤茶を帯びたオレンジ色のもので、秩父地方特産の幻の福寿...
野山の草花

コバイモ

コバイモ (ユリ科)【小貝母】 (学名:Fritillaria japonica) 山野草マニアに人気のある花で、「スプリング・エフェメラル」のひとつです。 主に関西方面に分布するものですが、地域による変種が多く、写真のものは...
野山の草花

アズマイチゲ

アズマイチゲ (キンポウゲ科)【東一華】 (学名:Anemone raddeana) 春を告げる「スプリング・エフェメラル」のなかでも、もっとも華やかなひとつです。 「一華」の名のとおり、一本の茎にひとつだけの大輪の華をつける...
2018.03.29
野山の草花

フクジュソウ

フクジュソウ (キンポウゲ科フクジュソウ属)【福寿草】 (学名:Adonis ramosa) いわゆる、「スプリング・エフェメラル」の代表で、雪解けと同時に初春一番で咲くので「元日草」の名も。 一面の枯野原...
2019.02.20
野山の草花

ヤマエンゴサク

ヤマエンゴサク (ケシ科キケマン属)【山延胡索】 (学名:Corydalis lineariloba ) 同属の「ジロボウエンゴサク」と生息地が被っていて紛らわしいですが、こちらのほうが総じてしっかりした印象があります。 花もやや...
2019.04.06
野山の草花

アマナ

アマナ (ユリ科アマナ属)【甘菜】 (学名:Amana edulis) 「ヒロハノアマナ」と比べると、東北南部以南の全国に分布してポピュラーな種類ですが、環境の変化で分布は減っているようです。 「ヒロハノアマナ」よりも花が...
2019.04.06
野山の草花

ヒロハノアマナ

ヒロハノアマナ (ユリ科)【広葉の甘菜】 (学名:Amana erythronioides ) 普通の「アマナ」よりも分布が狭く、生息数も少ないようで、絶滅危惧種となっています。 アマナと花はほとんど同じですが、葉がやや広...
2017.04.07
野山の草花

ショウジョウバカマ

ショウジョウバカマ (APG:シュロソウ科ショウジョウバカマ属)(ユリ科)【猩々袴】 (学名: Heloniopsis orientalis ) 里山から高山まで幅広く分布し、低地ではいわゆる「スプリング・エフェメラル」として春一番...
2018.03.03
野山の草花

ユキワリイチゲ

ユキワリイチゲ (キンポウゲ科)【雪割一華】 (Anemone keiskeana) これも、キンポウゲ科の「スプリング・エフェメラル」です。 「キクザキイチゲ」とは逆に、近畿以西にしか自生しないそうです。 ほかの「イチゲ」...
2016.07.03
野山の草花

キクザキイチゲ

キクザキイチゲ (キンポウゲ科)【菊咲一華】 (学名:Anemone pseudoaltaica) イチリンソウ属の一連の「イチゲ」の仲間で、別名キクザキイチリンソウ。 近畿以北の分布で、いわゆる「スプリング・エフェメラル...
2019.03.16
野山の草花

ニリンソウ

ニリンソウ (キンポウゲ科イチリンソウ属) 【二輪草】 (学名:Anemone flaccida) 「スプリングエフェメラル」として春の野山の代表みたいな花ですね。 二輪づつ花がつくから二輪草ですが、実際にはひ...
2019.04.06
野山の草花

ムラサキケマン

ムラサキケマン(ケシ科) (紫華鬘、学名:Corydalis incisa) 迂闊なことに、今までこれはシソ科とばかり思っていました。 花の形からの連想ですが、実はケシ科だったんですね。 全草有毒。 白花で僅かに紫が残...
2016.07.03
野山の草花

カタクリ

カタクリ(ユリ科カタクリ属)【片栗】 (Erythronium japonicum Decne.) 早春の里山を彩る「スプリング・エフェメラル」の代表ともいえる花ですね。 近年では各地で積極的に保護増殖が図られているので、...
2017.04.30
野山の草花

シロヤブケマン

シロヤブケマン (ケシ科) (Corydalis incisa f. pallescens) 「ムラサキケマン」の一品種で、花が白く一部が淡く紫のもの。 一部の紫もなくすべて白色のものは特に「ユキヤブケマン」と称される。 ...
2016.07.03
野山の草花

ジロボウエンゴサク

ジロボウエンゴサク(ケシ科キケマン属)【次郎坊延胡索】 (Corydalis decumbens) ムラサキケマンに似た同類の花ですが、こちらは個々の花が大きめで直線的で、ばらばらとまばらに咲く感じです。 ケマンとの違いは、葉...
2019.04.06
野山の草花

セツブンソウ

セツブンソウ  (キンポウゲ科セツブンソウ属)【節分草】 (Shibateranthis pinnatifida) 埼玉県小鹿野町(旧両神村)のセツブンソウ園に行ってきました。 ここは、もともと自生している地域...
2019.02.21