フサフジウツギ

フサフジウツギ (フジウツギ科 フジウツギ属)(APG:ゴマノハグサ科)【房藤空木】
(Buddleja davidii)

属名「ブッドレア」の名称で園芸用に流通している中国原産の低木です。

各地で帰化・野生化していて、場所によっては大繁殖しているようですが、秩父で発見された石灰岩地に自生しているものが在来種であるという説があるようです。

秩父だけに在来種があるというのも変な話で、古い時代に持ち込まれ野生化した繁殖地があるということなのではないでしょうか。

フジウツギ属は国内在来種も2種あり、そのうち「フジウツギ」は本州中部太平洋側と四国に分布しているそうです。

先端が4弁に開く筒状の花は独特で、蕾も妙に四角い独特の形をしています。

薬用植物園の株は白色でしたが、通常はうす紫やピンク系が多いようです。

葉は十字対生のようです。

「酔魚草」と称し魚の毒もみに使えるサポニンなどの有毒成分を含んでいます。

2016/10 都立薬用植物園

2016/10 都立薬用植物園

2016/10 都立薬用植物園


南アルプスの北沢峠への玄関口である、戸台口周辺の河原に、遠目にも華やかなピンクの花がたくさん見られ、車を止めて写真を撮ったが、これがフサフジウツギでした。

多いところでは広い河原を一面埋め尽くす感じで、河原だけでなく、川岸の岩場や石垣、道路法面などにもあちこちに見られました。

後から調べてみると、三峰川支流域に大繁殖していて、生態系への影響が懸念されている調査結果などがありました。

在来種の「フジウツギ」と同様の環境に競合しているために、在来種が駆逐されたり交雑が起きたりする心配があるようです。

2015/08 伊那市長谷

2015/08 伊那市長谷

2015/08 伊那市長谷

2015/08 伊那市長谷