キクタニギク(アワコガネギク)

キクタニギク (キク科キク属)(APG:キク科)【菊谷菊】
(学名 Chrysanthemum seticuspe f. boreale)
別名:アワコガネギク(泡黄金菊)

主に東北から関東の太平洋側と近畿地方に分布する黄色の野菊です。

小さめの花がかたまって咲き、葉は園芸種の菊に似ています。

長く伸びて分岐し倒れ気味に茂り、秋の遅めの時期から冬にかけて咲きます。

別名の「菊谷」というのは、京都府東山の地名からきていますが、現在ではその地では自生絶滅となっています。

近畿以西では、これの代わりに「シマカンギク」が分布し、江戸時代には同じものとされていたようです。

最近、中国・韓国由来のキクタニギクが道路などの法面緑化に使われ、本来の分布域でないところに外来種として定着し問題とされています。

逆に在来自生のものは、環境省レッドリストでは準絶滅危惧に指定されています。

じつに、一つの種が絶滅危惧種でもあり侵入帰化植物でもあるという、複雑な状況になっています。

また、これの古い栽培品種といわれる「カモメギク」が、皇居東御苑にわずかに残っています。
現在では、キクタニギクがカモメギクの品種という定義になっているようです。

<カモメギクとキクタニギクの比較>

2016/11 野川公園

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