キイジョウロウホトトギス

キイジョウロウホトトギス (ユリ科ホトトギス属)【紀伊上臈杜鵑草】
Tricyrtis macranthopsis

2018/10 小石川植物園

ホトトギス属の中の一群のグループ、ジョウロウホトギス節のものは、深山渓谷の岩場に垂れ下がるように生え、ホタルブクロのような釣鐘型の黄色い花を下向きにつけます。

「(トサ)ジョウロウホトトギス」と、「キイジョウロウホトトギス」「サガミジョウロウホトトギス」「スルガジョウロウホトトギス」があり、その名のように(土佐、紀伊、相模、駿河)、それぞれ地域固有変種となっています。

その中で、紀伊ジョウロウホトトギスは、紀伊半島の和歌山県・奈良県の山中だけに自生する希少種で絶滅危惧II類となっています。

しかし、自生はたいへん限定された希少種ながら、現地で産業的な栽培に成功して園芸品として生産されているため、わりあい多く見られ、植物園などの植栽はほとんどの場合、この「紀伊」のようです。

環境省カテゴリ: 絶滅危惧Ⅱ類(VU)

小石川植物園で植栽されたものが間近で観察することができた

2018/10 小石川植物園

2018/10 小石川植物園

2018/10 小石川植物園

茎先には3個ほど花がかたまってつくことがある  2018/10 小石川植物園

外花被片の付け根には距が目立つ  2018/10 小石川植物園

花弁の内側には赤茶色の斑点、3裂した花柱は先端が2裂し、透明の球状体が多数

内部には赤茶色の斑点 2018/10 小石川植物園

外花被片の先端には棘がある  2018/10 小石川植物園

蕾の状態だと距と先端の棘がよくわかる  2018/10 小石川植物園

2018/10 小石川植物園

蕾 花柄の付け根に櫛状の苞葉がある  2018/10 小石川植物園

花は葉腋に点々とつく  2018/10 小石川植物園

2018/10 小石川植物園

2018/10 小石川植物園

2018/10 小石川植物園

2018/09/21 小石川植物園


箱根の湿生花園にも植栽されており、園のFBで開花情報も出ていたので、ぎりぎり開花期に間にあうかも、と思って行きましたが、残念ながら花は全て終わっていました。

花後の実は、普通のホトトギス同様、三角錐的な上向きのものですが、ちょっとぼってりした感じです。

2016/10 箱根湿生花園

2016/10 箱根湿生花園

2016/10 箱根湿生花園

2016/10 箱根湿生花園