ハイマツ

ハイマツ (マツ科マツ属)【這松】
(学名:Pinus pumila

北アルプスを代表とするような高山の景観に欠かせない低木です。

日本では北海道から中部山岳までの分布となり、南限は南アルプスの黒法師岳付近とされています。

それより南や西の森林限界上の尾根では笹類がとって代わる感じでしょうか。

ハイマツの低く地を這う樹形は激しい風雪によるもので、風当たりの弱いところでは背丈を越え2m以上になっているところもよくあります。

しかし、そもそもハイマツの樹形は基幹がはっきり立たないごちゃごちゃした枝ぶりが特徴のようで、植物としての個性と環境の両方で這っているようです。

分類的には「ゴヨウマツ」の仲間で、葉が5本セットになっています。

また、花は雄花と雌花がつき、時期にはどちらも赤くなり、雄花は完熟すると黄色い花粉を撒きます。

松ぼっくりとなる実は、ホシガラスの大好物で、ホシガラスが餌を岩陰などに隠す習性がハイマツ分布の拡大に貢献しているそうです。

雄花  2018/07 木曽駒ケ岳

雌花  2018/07 木曽駒ケ岳

花粉の出始めている雄花  2018/07 木曽駒ケ岳

ハイマツ帯の景観 2018/07 木曽駒ケ岳