ノウルシ

ノウルシ (トウダイグサ科)(野漆)
(学名:Euphorbia adenochlora)

埼玉県さいたま市田島ヶ原サクラソウ自生地のノウルシ。
茎葉に傷をつけるとウルシ(漆)に似た白乳液が出ることからきている有毒植物の一つ。

サクラソウ」自生地なのですが、まるで菜の花畑のような雰囲気。
これは、サクラソウと生息地を同じくする「ノウルシ」が満開状態のためです。

ボランティアガイドのおじさんのお話では、年々サクラソウがノウルシ群落に圧迫されてきているそうです。
「半分ぐらい間引きしたい」とおっしゃってましたが、実は「ノウルシ」自体も準絶滅危惧種で保護対象、かつ、この場所自体が天然記念物なので手がつけられないそうです。

何故個々の植物はそれほど弱いわけではなさそうな何種もの絶滅危惧種が揃っているかというと、要はここのような土地環境が絶滅危惧状態ということです。
河川敷の氾濫原や湿地帯はそれ自体土地の価値が無く、日本全国で堤防整備、排水事業と公園造成、ゴルフ場開発、工場や宅地、施設用地の造成などで、ありふれた環境のはずが今や貴重な状態です。
荒川の流域でも、過去のサクラソウの名所とされるところは20箇所くらいあったそうですが、現在はここを含めて2箇所だそうです。

ボランティアの方々が行政と連携して、外来植物や帰化植物を手作業で食い止めているお陰でこの土地本来の植物相をほぼ保っているようです。

2015/4 さいたま市田島ヶ原

2015/4 さいたま市田島ヶ原

2015/4 さいたま市田島ヶ原

2015/4 さいたま市田島ヶ原

2015/4 さいたま市田島ヶ原

2015/4 さいたま市田島ヶ原

「サクラソウ」との生存競争

2015/4 さいたま市田島ヶ原

2015/4 さいたま市田島ヶ原

2017/4 さいたま市田島ヶ原

2017/4 さいたま市田島ヶ原