猫仙人の洞窟探検・観光洞を紹介する鍾乳洞めぐりのページです!
秋芳洞
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山口県美祢郡秋芳町 (全長8800m 観光部分1000m)WEB
日本の鍾乳洞を代表する大鍾乳洞、秋芳洞。 長さ、深さ、広さ、生成物など、個別の部分ではここより上回る鍾乳洞はいくつもあるが、観光洞の総合日本ナンバーワンはやはりこの秋芳洞でしょう。 龍河洞、龍泉洞と合わせて「日本3大鍾乳洞」とも言われ、昭和天皇の命名による秋芳洞(あきよしどう)の名は、特に洞窟マニアでなくても多くの人が知っていることでしょう。 秋吉台周辺地域は、日本最大の石灰岩カルスト台地となっており、大小無数の鍾乳洞を擁する日本最大の鍾乳洞密集地域。 秋芳洞はいわば、それら鍾乳洞群の総大将なのです。 当然子供のころからの憧れの大鍾乳洞に、いよいよ行くべきときだとばかりに、東京から飛行機に乗って山口空港に飛び、レンタカーで探勝に出かけました。 今まで出かけた鍾乳洞と比較してもケタ違いに巨大な地底空間は、やはり他の鍾乳洞とはまったく違うものでした。 中国地方有数の古くからの観光地でもあり、団体観光客にも対応して観光開発されつくした洞窟ですが、それでも感動を禁じえない鍾乳洞です。 地下空間の巨大さ、水流の豊富さ、二次性生物のバリエーションという3点がみどころでしょうか。 現在、秋芳洞は正面入り口、黒谷洞入り口、エレベーター入り口の3箇所からアプローチできますが、今回は当然本来の正面入り口から。 今までに見たことのないほど巨大な洞口からは、「水流」というより「川」が流れ出しています。水はやや濁っています。 洞内は思ったよりかなり暗い照明になっており、入り口からすぐにあきれるほどの大空間が続いています。 洞口からの明かりが反射する「青天井」のあたりから奥に向かって、まるで何処かの渓谷に「蓋」をかぶせたような川が蛇行しながら流れています。 流れは激流ではなく、思ったよりも穏やかな、平らな川床となっています。 少し行くとすぐに、有名な「百枚皿」。 写真などで思っていたよりもはるかに大規模な、立派なリムストーンです。 完璧に整備された遊歩道はしばらくゆるい川沿いに進み、洞内富士や多くのフローストーンを見ながら行くとまたリムストーンの「千町田」。 リムストーンプールの水中をライトで照らしてよく見ると、洞穴生物の小さなシコクヨコエビが何匹か泳いでいるのが見られました。 この先、大きな鍾乳石群「傘づくし」あたりから傾斜が急になっていき、しばらく坂を上るルートに。 どうも、多くの団体観光客はエレベーターで降りてくるらしく、圧倒的に降ってくる人の流れが多いようです。 古い落盤跡らしき小山の広間に着くと、ここが黒谷洞分岐。 ここにの奥にエレベーターへの出口があります。 主洞は右手崖下を流れており、観光客でもガイドを頼めば流れに降り立ってさらに少し奥まで探勝できるようです。 黒谷支洞側に入るとすぐに有名な「黄金柱」。高さ15m以上の巨大な石柱。 黒谷洞に入ると、幅の狭さと天井の高さ、豊富な二次生成物で、ようやく「普通の」鍾乳洞という感じになります。 本洞との連結部分は人工のトンネルになっていますが、昔は上のほうの連絡洞を乗り越えていたようで、廃道らしきルートがありました。 終点は黒谷口へ出るコンクリートトンネル。 ここからまた、もと来た道をそのまま引き返すことにします。 下り道として通ると、本洞の大空間もまた違った眺めとなり、これも奥深さが感じられます。 この鍾乳洞はコウモリの数も多く、広い天井のあちこちに固まって止まっていたり、岩陰か盛んに出入りしているのが見られます。 居場所は定位置になっているようで、コロニーの下を通ると糞による異臭が漂っています。 秋芳洞は洞口が広いせいか、今までの他の鍾乳洞に比べると気温が高いようで、長時間居ても思ったよりも寒くありません。 出口近くにあるわき道、「冒険コース」へ寄り道します。 おそらく古い落盤によってできたと思われる洞内の小山の上を、懐中電灯を持って一周するコース。 取り付きはいきなり岩をハシゴで登るルートで、ちょっとした探検気分を味わえる。 とはいっても、主洞の同じ大空間の中なので別の洞窟に入るというわけではありません。 十数メートル登り、広間の天井近くになると急に気温が上がり、異様に蒸し暑くなります。 洞口からの外の熱気が天井付近に溜まっているようで、よく見ると熱気と冷気の境界に薄い霧が層を成しているのが見えます。 天井に住んでいるコウモリは真冬もきっとかなり暖かいのでしょう。 「冒険コース」は誰でも行けますが、急斜面とかなり滑りやすい足元なので、行ってみるつもりの方は運動靴で。 真夏の日差しが燦々と射す外界を、洞内から見る景色もここならではの独特のものがあります。 入り口から最奥まで往復すると約2kmと、観光鍾乳洞としてはかなり長い探勝となりますが、洞内空間が広く圧迫感が無いためか、そのわりには疲れませんでした。 残念ながらデジカメによる写真がほぼ全滅に近い状態でした。 空間が広すぎて、ポケットカメラのストロボがほとんど用を成さないのと、洞内に意外と水滴(霧)は多いのでストロボの発光で無数の「オーブ」が写りこんでしまうのが原因です。 ここの洞内の全体像を撮影するには、三脚を使用して洞内照明の光で撮るのが正解のようです。 2006 by 猫仙人
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「猫仙人の洞窟探検」by 猫仙人 (C) Nekosennin | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||