» 単葉機の戦闘機一覧

Morane-Saulnier AI

Morane-Saulnier AI

モラーン・ソルニエ AI

1917年フランス
単発・単座戦闘機。
全長:5.65m、全幅:8.51m、全備重量:598kg
エンジン:ノーム 9N 160HP、武装:7.7mm機関銃×1~2、
最高速度:208km/h

大きな支柱をもったパラソル翼の大戦後期の戦闘機。

同じパラソル翼でも初期のモデルPなどと違いワイヤー吊り下げ式ではない。
とはいえ、翼は構造的に丈夫ではなかったようである。

また、エンジンの信頼性があまり高くなかったようで、1200機も作られた割には戦績はスパッドなどには及ばなかったようだ。

搭載機銃1丁のモデルと2丁のモデル、それに練習機モデルがある。

Morane-Saulnier AI France

Morane-Saulnier P

Morane-Saulnier P

モラーン・ソルニエ P

1914年フランス
単発・複座偵察機。
全長:?m、全幅:11.2m、全備重量:732kg
エンジン:ルローヌ 110HP、武装:7.7mm機関銃×1~2、
最高速度:156km/h

有名なパラソル翼のタイプLの発展型で、エンジンも強化されて高速になっている。

オーソドックスなパラソル翼のタイプの他に、翼を胴体上面にまで下げたタイプ、単座戦闘機のバージョンなど各種モデルがあるようだ。
だが生産数はあまり多くはない。

全体の形はL型と似ているが、Lが角型胴体なのに対してこちらは円筒形ボディ。

Morane-Saulnier P France

Morane-Saulnier N

Morane-Saulnier N

モラーン・ソルニエ N

1914年フランス
単発・単座戦闘機。
全長:5.83m、全幅:8.15m、全備重量:444kg
エンジン:ルローヌ 80HP、武装:7.7mm機関銃×1、
最高速度:144km/h

中翼で流線型のN型は、フランスで初めて最初から戦闘機として作られた機体である。

大きなプロペラスピナーをもち流線型の胴体のため、「ブレット」というニックネームで呼ばれた。
同調式でない機首機銃を搭載し、もちろんプロペラにはメタル・デフレクターを備えている。

操縦性はかなり難しかったようで、そのためか生産数は少ない。

Morane-Saulnier N France

Morane-Saulnier L

Morane-Saulnier L

モラーン・ソルニエ L

1913年フランス
単発・複座戦闘機。
全長:6.88m、全幅:11.2m、全備重量:655kg
エンジン:ノーム 80HP、武装:7.7mm機関銃×1、
最高速度:115km/h

パラソル翼の軽快な偵察機が基になっているが、大戦最初期には戦闘機として伝説的な活躍をした。

初めてプロペラ回転圏内からの機銃発射を行なったことで有名。

フランス軍のローラン=ギャロがプロペラの銃弾通過位置にクサビ状の鉄板を付け、銃弾が当たっても跳ね飛ばすように考案したのである。
この乱暴ではあるが画期的な発明で機銃の命中率は高まり、また操縦手の手の届くところで銃弾補給ができるメリットで多くの敵機撃墜を勝ち取った。

とはいうものの、操縦士や自分のエンジンなどに跳ね返ってきたらどうするんだろう?
それに、そのくらいでプロペラが無事なくらいであるから、機銃の破壊力も今から思えばまだのどかだったんだろう。

だが、ある日敵弾を受け敵地に不時着してしまい、この秘密はドイツ軍に漏れてしまった。
ドイツ軍では早速真似してみたがなかなかうまくいかず、それがきっかけで世界初のプロペラ同調式機銃を発明することになる。

Morane-Saulnier L France

ルンプラー・タウベ

ルンプラー・タウベ

ルンプラー・タウベ

1914年日本(ドイツ)
単発・複座偵察機。
全長:10.2m、全幅:13.7m、
エンジン:ダイムラー 90HP、武装:不明、
最高速度:100km/h

大正3年2月にドイツから2機民間に購入された、ルンプラー・タウベ。

当時中国・青島のドイツ軍攻撃に参戦していた日本軍機はドイツ側のタウベ機に性能的に追いつかなかった。
そこで秋に急遽陸軍が買い上げ、中国に派遣されたが、実戦には間に合わなかった。

この機体は1915年に英国から購入した、オスロ・ダイムラー90HPエンジンに換装されている。

ルンプラー・タウベ Japan

Nieuport

Nieuport

ニューポールNG

1913年日本(フランス)
単発・複座偵察機。
全長:7.87m、全幅:10.88m、
エンジン:ノーム 50HP、武装:不明、
最高速度:110km/h

大正2年にフランスから購入された機体。
原型のニューポールNMを少し小型化し、馬力が半分となっている。
座席は並列複座、つまり横に並んで座る形式になっている。

1機買っただけで終わったようだが、後年これをもとにした地上滑走練習機が数機つくられている。

Nieuport NG JAPAN(France)

Nieuport NM

Nieuport NM

ニューポール NM

1912年日本(フランス)
単発・3座練習機。
全長:7.80m、全幅:12.25m、全備重量:880kg
エンジン:ノーム14気筒 100HP、武装:-
最高速度:115km/h

日本陸軍にとってはじめての100km/h超の高性能機で、大正2年にフランスから輸入。
わりあい大型の機体だが、補助翼無しの旧式機で操縦性が悪く、1機のみで不採用。

3座となっているが、この丸い狭そうなコックピットにどうやって乗るのか謎である。

Nieuport NM JAPAN(France)

Loening M8

Loening M8

ローニング M8

1918年アメリカ
単発・単座偵察機。
全長:7.31m、全幅:9.98m、全備重量:1074kg
エンジン:Hispano-Suiza 300HP、武装:機関銃×2、
最高速度:232km/h

最初はライトの会社から始まり、マーチンの技術者だった、Grover Loeningの手による、最初のアメリカオリジナル戦闘機のひとつ。

なかなかモダンなデザインの複座の肩翼機で、強力なイスパノエンジンを搭載し高性能だったようである。
そのため、1918年には5000機の生産命令が出たが戦争終結によりキャンセルされ、実際に製造されたのは5-6機のようだ。

Loening M8 U.S.A

Caproni Ca.20

Caproni Ca.20

カプローニ Ca20

1914年イタリア
単発・単座戦闘機
全長:7.92m、全幅:8.36m、重量:350kg
エンジン:?、武装:7.7mm機関銃×1、
最高速度:166km/h

第二次大戦でジェット機を作ったカプローニは意外と古く、ライト兄弟の7年後には飛行機を生産していた。

第一次大戦でのカプローニは爆撃機で有名だが、偵察機として作られたCa18の派生モデルであるこのCa20は、1914年でも前半の第一次大戦勃発前に作られた世界初の戦闘機と考えられている。

単葉の主翼を支えるポストの上に機関銃をセットしてプロペラ回転面を避け、史上初の前方固定武装付きとなっている。
エアインテイク付の巨大なプロペラスピナーが印象的。

1機だけの試作機だが、何とその現物が今もシアトルの航空博物館に現存している。

Caproni Ca.20 Italy

FOKKER V25

FOKKER V25

フォッカー・V25

1918年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:5.93m、全幅:8.73m、全備重量:564kg
エンジン:Oberursel Ur II 110HP、武装:?
最高速度:200km/h

V.23の視界にクレームをつけられたフォッカーは、並行して開発していた空冷モデルでさらに先進的な低翼単葉の機体を開発。
コックピットからの視界は改善され、片持ちで張り線のない、当時としてはかなり画期的な構造であった。

だがしかし、またもや軍はこれを却下。

この後に続くV番号、V26は名機D8のプロトとなるのだが、これはパラソル高翼である。
どうもこの頃の軍は、中翼や低翼の片持ちというものに不信をいだいていたのではないだろうか?

Fokker V25 Germany

FOKKER V23

FOKKER V23

フォッカー・V23

1918年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:5.80m、全幅:8.73m、全備重量:853kg
エンジン:Mercedes D3 160HP、武装:7.9mm機銃×2
最高速度:200km/h

フォッカーが打ち出していた一連の片持ち中翼の単葉機で、V20をパワーアップしたモデル。
だが、軍はコックピットの前方視界にクレームをつけ、またも採用拒否。

これも試作の1機のみであった。

Fokker V23 Germany

FOKKER V20

FOKKER V20

フォッカー・V20

1918年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:?m、全幅:?、全備重量:?
エンジン:Mercedes D3 110HP、武装:?
最高速度:?

これも1機しか作られなかった試作機。

合板を主体とした複合材料で作られ、斬新な片持ち中翼の単葉機。
軍に目を向けられなかったV17はオーベルウーゼルの空冷エンジンだったが、こちらはメルセデスの液冷エンジン。

しかし、軍にはまたも拒否される。

Fokker V20 Germany

FOKKER V17

FOKKER V17

フォッカー・V17

1917年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:5.77m、全幅:?、全備重量:461kg
エンジン:Oberursel UR2 110HP、武装:7.9mm機関銃×2、
最高速度:?

1機しか作られなかった試作機。

合板を主体とした複合材料で作られ、斬新な片持ち中翼の単葉機。
資料がなく定かではないが、主翼以外はフォッカーDr.1をそのまま使っているように思える。

プロトタイプ1機のみ作られたが、軍には関心を持たれなかったようである。
シンプルで軽快な感じで視界が良さそうであるがどんなものだろう。

Fokker V17 Germany

Siemens-Schuckert D6

Siemens-Schuckert D6

1919年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:6.5m、全幅:9.37m、全備重量:710kg
エンジン:ジーメンス・ハルスケ Sh IIIa 160HP、武装:?
最高速度:220km/h
ジーメンス-シュッケルト D6

1919年に2機のプロトタイプが造られた、パラソル翼のスマートな戦闘機。

終戦により生産はされなかった。
胴体下に落下式燃料タンクを備えている。

Siemens-Schuckert D.VI Germany

Kondor E3

Kondor E3

コンドル E3

1918年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:5.5、全幅:9.0m、全備重量:640kg
エンジン:Goebel Goe III 160HP、武装:?
最高速度:190km/h

フォッカーE5に触発されて開発された、パラソル単葉でワイヤー無しのモダンなモデル。
フォッカーよりも頑丈な翼をもち、飛行性能も高いものだったようだが、終戦前に完成したのは8-10機程度とみられる。

写真で見ても非常に厚い頑丈そうな翼である。

Kondor E.III Germany

ROLAND D16

ROLAND D16

1918年ドイツ
単発・複座偵察機。
全長:5.90m、全幅:9.46m、全備重量:?
エンジン:Siemens-Halske Sh III 160HP、武装:?
最高速度:?
ローランド D16

詳細は不明だが、1918中期以降に作られたプロトタイプ。
エンジン違い(Goebels)の170HPのモデルもあったようである。

この時期の新鋭機は各国とも、次第にパラソル翼のものが多くなってくる。
そろそろ時代は複葉から脱し始めてきたのかもしれない。

Roland D.XVI Germany

Junkers D.1(J9)

Junkers D.1(J9)

ユンカース D.1(J9)

1918年ドイツ
単発・単座戦闘機
全長:7.25m、全幅:9m、全備重量:834kg
エンジン:BMW IIIa 185HP、
最高速度:185km/h、武装:7.9mm機銃×2

終戦直前に実戦配備された、ジュラルミン波板外板構造の全金属製単座戦闘機。

41機の生産しか間に合わなかったようで、ほとんど実戦には使われていない。
高速重戦闘機という性質の感じだが当時の空中戦の感覚には合わなかったのか、もっぱら気球攻撃に使用されたらしい。

ユンカースの一連番号ではJ9となる。

Junkers D.1 Germany

Junkers CL.1

Junkers CL.1

ユンカース CL.1

1918年ドイツ
単発・複座地上攻撃機
全長:7.9m、全幅:12.0m、全備重量:1050kg
エンジン:Mercedes D III 180HP、
最高速度:161km/h、武装:7.9mm機銃×3

ユンカース教授は、複葉のJ1攻撃機は自分ではあまり気に入らず、単葉のこのCL.1を開発した。

全金属製の時代に先行した野心作ではあったが、軍側には認められずごく少数しか作られなかった。
単葉の機体といっても、もはやフォッカーEシリーズやモラン・ソルニエなどとは違い、片持支持翼の近代的なモデルであった。

翼やボディが直線的で、昔懐かしいUコン模型飛行機のような感じだ。

Junkers CL.1 Germany

Junkers E2(J2)

Junkers E2(J2)

ユンカース E2(J2)

1916年ドイツ
単発・単座戦闘機。
全長:7.3m、全幅:11.00m、全備重量:865kg
エンジン:Mercedes D2 120HP、武装:-
最高速度:170km/h

J-1(E1)の試験飛行がとりあえず成功したので、引き続き開発された単座機。

片持ち式低翼の分厚い主翼や全体のスタイルも、この時期の機体としてはたいへん洗練されているが、いかんせん鉄板による全金属機なので重く、上昇性能が悪いというのが最大の欠点であった。

1機目の試作に続いて作られた5機では、エンジンを160HPのD3に強化し、主翼をやや大きくしたものの、かえって重量が1トン以上に増加してペイロードも減ってしまった。

試験飛行で墜落事故を起こし、パイロットが死んでしまった。

Junkers E2(J2) Germany

Junkers E1(J1)

Junkers E1(J1)

ユンカース E1(J1)

1915年ドイツ
単発・複座戦闘機。
全長:8.62m、全幅:12.95m、全備重量:1080kg
エンジン:Mercedes D2 120HP、武装:?
最高速度:170km/h

世界初の実用全金属機として有名なユンカースの最初の試作機。
0.2mmの鉄板で作られ、支柱や張線無しの片持ち主翼も非常に先進的。

流石に写真で見ると中翼の翼の付け根が異様に太い。
試験飛行で170km/hと、この時期の飛行機としてはたいへん高速を記録したが、逆に旋回性能は全く悪く、また重すぎて上昇性能も悪かった。

この時期の戦闘機としてはこの2つの性能が悪いのは致命的で、開発は中止され次のモデルに移行していった。

このモデルがユンカースで言う「J1」だが、後の実用地上攻撃機「J4」も軍用名称は「J1」と称される。
この最初の「J1」は、軍の呼称では「E1」と言われている。
ユンカースの場合、このへんがややこしいので注意が必要。

Junkers E1(J1) Germany

ルンプラー・タウベ

ルンプラー・タウベ

ルンプラー・タウベ

1914年日本(ドイツ)
単発・複座偵察機。
全長:10.2m、全幅:13.7m、
エンジン:ダイムラー 90HP、武装:不明、
最高速度:100km/h

大正3年2月にドイツから2機民間に購入された、ルンプラー・タウベ。

当時中国・青島のドイツ軍攻撃に参戦していた日本軍機はドイツ側のタウベ機に性能的に追いつかなかった。
そこで秋に急遽陸軍が買い上げ、中国に派遣されたが、実戦には間に合わなかった。

この機体は1915年に英国から購入した、オスロ・ダイムラー90HPエンジンに換装されている。

ルンプラー・タウベ Japan

Mosca MB bis

Mosca MB bis

モスカ MB bis

1916年ロシア
単発・単座戦闘偵察機。
全長:6.1m、全幅:7.2、全備重量:487kg
エンジン:ル・ローヌ 80HP、武装:7.7mm機関銃×1、
最高速度:130km/h

イタリアの航空設計技師、フランチェスコ・モスカによる小型機。
ノーマルのMBは複座偵察機だが、それの小型版モデル。

主翼と尾翼は鉄道輸送のために完全に折りたためる仕様になっていた。
主翼の付け根は下方視界を得るために骨組みだけになっていたが、これは性能の大幅な低下を招き、後にカバーされた。
機銃は同調装置を備えておらず、古典的な弾丸反射板を装備していた。

Mosca MB bis Russia

Torpedo Olkhovskij

Torpedo Olkhovskij

トルペド・オルコフスキー

1917年ロシア
単発・複座戦闘機。
全長:?、全幅:?、全備重量:?
エンジン:Le Rhone 9J 110HP、武装:?
最高速度:?

1917年にアナトラの工場で1機だけ作られた、木製モノコックの機体。
デザインはスマートでユニークなものだったが戦闘機としては失敗作だったようで、練習機として使われた。

ボディーの形から、torpedo(水雷)と呼ばれたのではないだろうか。
オルコフスキーは製作者だから、正式な型番は無いのだろう。

Torpedo Olkhovskij Russia

Sikorsky S11

Sikorsky S11

シコルスキー S11

1913年ロシア
単発・複座偵察機。
全長:7.6m、全幅:11.6m、全備重量:1005kg
エンジン:Gnome 100HP、武装:?
最高速度:102km/h

最初のプライウッド製単葉機で重すぎたS-6を、コンパクトに軽量化したモデル。
操縦士とオブザーバーは横に並列して座る複座形式。

1913年の偵察機としては2位の性能を発揮していたが、結局量産はされなかった。

Sikorsky S11 RUSSIA

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