» 複座の戦闘機一覧

Sablatnig SF5

サブラトニク SF5

1917年ドイツ
単発・複座偵察機・練習機。
全長:9.6m 全幅:17.3m、全備重量:1605kg
エンジン:Benz Bz.III 150HP、武装:無し
最高速度:145km/h

SF2の後継機としてエンジンを換装したモデルだが、全体はほとんど同じ。

無線機を搭載し非武装で、北海やバルト海の偵察に幅広く用いられたが速度が遅く、ときにはロシア戦闘機の格好の餌食となったようだ。

実際の製造の多くはLFGやLVGで行われ、総計91機と、このメーカーの最多量産機種となっている。

Sablatnig SF5 Germany

Sablatnig SF2

サブラトニク SF2

1916年ドイツ
単発・複座偵察機・練習機。
全長:9.53m 全幅:18.53m、全備重量:1697kg
エンジン:Mercedes D III 160HP、武装:7.8mm機銃×1
最高速度:130km/h

沿岸警備に使われた水上偵察機で、練習機としても使われた。

無線送信機を装備しているようである。

写真のシリアル580番はプロトタイプで、量産型はテールフィンを大きくしている。

LVGやLFGでライセンス生産され、総数26機作られている。

Sablatnig SF2 Germany

Halberstadt CL.IV

Halberstadt CL.IV

ハルバーシュタット CL4

1918年ドイツ
単発・複座攻撃機。
全長:6.54m、全幅:10.74m、全備重量:1068kg
エンジン:Mercedes D3 160HP、武装:7.9mm機関銃×3、
最高速度:165km/h

ベストセラーとなった、CL2の機体を改良し、よりマヌーバビリティを向上した改良モデル。
テスト結果が良かったため450機が発注され、LFGなどに250機が追加発注された。

10kg爆弾を5発、手投げで攻撃できる。

Halberstadt CL.IV Germany

Nieuport 12

Nieuport 12

ニューポール 12

1915年フランス
単発・複座戦闘偵察機。
全長:7.1m、全幅:9.0m、全備重量:875kg
エンジン:Clerget 9B 130HP、武装:7.7mm機関銃×2、
最高速度:145km/h

ニューポール10をパワーアップしてつくられた複座のモデル。
使い勝手の良い機種だったらしくかなりの数が生産され、英国でもベアードモアで製造されている。
写真偵察機としても活躍、終戦後も練習機として使用されていた。

Nieuport 12 France

Spad SA2

Spad SA2

スパッド SA2

1915年
単発・複座戦闘機
全長:7.85m、全幅:9.55m、全備重量:674kg
エンジン:Le Rhone 110HP、
最高速度:140km/h、武装:7.7mm機銃×1

写真をぱっと見ると、プロペラが見当たらないが、よく見ると機首と主翼の間に隙間があり、そこにプロペラがついている。

牽引式の性能と推進式の前方射界を両立させる苦肉の策として考えられた珍発明の機体。

パイロットは普通に主翼の後ろに席があり、プロペラ前のゴンドラ席に射手が乗り込む方式である。
このゴンドラは、現代のトラックのキャブオーバー席のように前方に倒せるようになっている。

こんな苦し紛れなことを考えざるを得ないほどに、フォッカーの前方同調式機銃は脅威だったのだろうか。

Spad SA2 France

Spad 11C2

Spad 11C2

スパッド 11C2

1918年フランス
単発・複座戦闘機。
全長:7.80m、全幅:11.24m、全備重量:1167kg
エンジン:イスパノスイザ 300HP、武装:7.7mm機関銃×2、
最高速度:181km/h

WWⅠを通じても最強の戦闘機のひとつであるスパッドの、これは2人乗り戦闘機。
強力なイスパノスイザV8エンジンを搭載し、武装は固定銃×1と旋回銃×1となっている。

詳細は不明。

Spad 11C2 FRANCE

Hanriot HD.3

Hanriot HD.3

1918年フランス
単発・複座戦闘機。
全長:6.95m、全幅:9.0m、全備重量:1180kg
エンジン:Salmson 9Za 260HP、武装:7.7mm機関銃×4、
最高速度:192km/h
アンリオHD3アンリオ HD.3

強力なサルムソン(カントン・ウネ)エンジンをコンパクトな機体に搭載した複座の重戦闘機。
ヴィッカースとルイスの2連装機銃を2基搭載している。

300機が発注されたが、終戦までに75機だけが完成された。
一部はツインフロート付きの水上機HD.4のプロトタイプとされる予定だった。

また、夜間戦闘機としてのバージョンもテストされていたようである。

Hanriot HD.3 FRANCE

Breguet Br14

Breguet Br14

ブレゲー Br14

1917年フランス
単発・複座偵察・爆撃機。
全長:8.87m、全幅:14.36m、全備重量:1765kg
エンジン:Renault 12 300HP、武装:7.7mm機関銃×2-3、爆装:300kg
最高速度:184km/h

フランスはもとより、第一次大戦を代表する軽爆撃機の代表機種。

アルミ合金使用のパイオニア機種でもあり、頑丈で扱いやすいということで大量に長く生産され続けた。
最終的には、何と1926年まで作られ、生産総数8000機を越えている。
バリエーションも多く、傷病兵搬送機や夜間爆撃機などもあり、戦後は民間輸送や郵便機としても活躍している。

いかにも頑丈そうなボディー側面についた観測窓の位置は写真によっていろいろあるようだ。

BREGUET Br14 France

Voisin 5

Voisin 5

ヴォアザン 5

1915年フランス
単発・複座軽爆撃・攻撃機。
全長:9.53m、全幅:14.75m、全備重量:1140kg
エンジン:Salmson 9 150HP、
武装:7.7mm機関銃×1、または37mm Canon×1
最高速度:105km/h

大戦開始前から存在する、いわば航空黎明期からの機体を実戦に投入したモデル。

いかにも旧式だが大戦初期には偵察・地上攻撃にかなり活躍した。
推進式で前方視界に優れている点を生かして、37mmの機関砲を備えたモデルも有名。

流石に戦闘機が発達した後期には前線から退いた。
まるで乳母車のような4輪式が特徴的。

Voisin 5 France

SALMSON 2A

SALMSON 2A

サルムソン 2A

1917年フランス
単発・複座偵察・爆撃機。
全長:8.5m、全幅:11.8m、全備重量:1290kg
エンジン:Salmson 9Za 230HP、武装:7.7mm機銃2~3
最高速度:188 km/h

大戦後半の主力偵察・爆撃機で優秀な機体。

延べ3200機以上も生産され700機以上がアメリカに送り出されている。
日本やペルー、ロシア他ヨーロッパ各国でも第一次大戦後、大戦間にも配備されている。

WW2のフォッケウルフDシリーズのような長鼻は、一見空冷のようだが液冷式の星型エンジンで、200~260HPぐらいのバリエーションがある。

いかにも大きくて重そうな機体だがこの種の中では軽快な運動性も持っていたようだ。

SALMSON 2A France

Farman F40P

Farman F40P

ファルマン F40P

1916年フランス
単発・複座偵察機。
全長:9.25m、全幅:17.67m、全備重量:1123kg
エンジン:ルノー 130HP、武装:7.7mm機関銃×1、
最高速度:149km/h

大戦初期のフランスの代表的偵察機だが、日本で初めて飛んだあのアンリ・ファルマンに近い機体レイアウトをもつ古典的デザインである。
この機体の設計にはアンリ・ファルマンとモーリス・ファルマンの兄弟合作であたっている。

性能的にも最高速149km/hで1000m上昇時間15分と古典的だ。
ただ、これが1916年で、そのたった2-3年後にはニューポール29やスパッド13などの高速・高性能機が出てくるのだから、このころの航空機の 発達速度には驚くべきものがある。

実際の戦闘シーンでも新鋭機が投入されるたびに制空権の勢力分布が変わる時代でもあったようだ。

Farman F40P FRANCE

Morane-Saulnier BB

Morane-Saulnier BB

モラン・ソルニエ BB

1915年フランス
単発・複座偵察機。
全長:7.0m、全幅:8.65m、全備重量:750kg
エンジン:Le Rhone 80hp、武装:7.7mm機関銃×1、
最高速度:147km/h

たいへん小ぶりな機体の複座偵察機。
後部座席の高い位置にルイス機銃を装備している。

英国向けに少数が生産されただけの模様。
N型「ブレット」と同様、特徴的な大型スピナーが目立つ。

Morane-Saulnier BB France

Morane-Saulnier P

Morane-Saulnier P

モラーン・ソルニエ P

1914年フランス
単発・複座偵察機。
全長:?m、全幅:11.2m、全備重量:732kg
エンジン:ルローヌ 110HP、武装:7.7mm機関銃×1~2、
最高速度:156km/h

有名なパラソル翼のタイプLの発展型で、エンジンも強化されて高速になっている。

オーソドックスなパラソル翼のタイプの他に、翼を胴体上面にまで下げたタイプ、単座戦闘機のバージョンなど各種モデルがあるようだ。
だが生産数はあまり多くはない。

全体の形はL型と似ているが、Lが角型胴体なのに対してこちらは円筒形ボディ。

Morane-Saulnier P France

Morane-Saulnier L

Morane-Saulnier L

モラーン・ソルニエ L

1913年フランス
単発・複座戦闘機。
全長:6.88m、全幅:11.2m、全備重量:655kg
エンジン:ノーム 80HP、武装:7.7mm機関銃×1、
最高速度:115km/h

パラソル翼の軽快な偵察機が基になっているが、大戦最初期には戦闘機として伝説的な活躍をした。

初めてプロペラ回転圏内からの機銃発射を行なったことで有名。

フランス軍のローラン=ギャロがプロペラの銃弾通過位置にクサビ状の鉄板を付け、銃弾が当たっても跳ね飛ばすように考案したのである。
この乱暴ではあるが画期的な発明で機銃の命中率は高まり、また操縦手の手の届くところで銃弾補給ができるメリットで多くの敵機撃墜を勝ち取った。

とはいうものの、操縦士や自分のエンジンなどに跳ね返ってきたらどうするんだろう?
それに、そのくらいでプロペラが無事なくらいであるから、機銃の破壊力も今から思えばまだのどかだったんだろう。

だが、ある日敵弾を受け敵地に不時着してしまい、この秘密はドイツ軍に漏れてしまった。
ドイツ軍では早速真似してみたがなかなかうまくいかず、それがきっかけで世界初のプロペラ同調式機銃を発明することになる。

Morane-Saulnier L France

Ufag C1

Ufag C1

ウファク C1

1918年オーストロ・ハンガリー帝国
単発・複座偵察機
全長:7.41m、全幅:9.5m、全備重量:1150kg
エンジン:Hiero 230HP、
最高速度:190km/h、武装:8mm機銃×2-3

ブランデンブルグC2からの発展形で、同系列のフェニックスC1とは兄弟モデルともいえる。

フェニックスが高高度に優れていたとされるのに対し、ウファクは低高度の戦術偵察に活躍した。
いずれもこの頃のオーストリア機らしく、合板の重厚なボディーと低く小さな垂直尾翼が特徴的。

終戦まで活躍し、終戦後もルーマニアなどで使われていたという。

Ufag C.I Austro-Hungarian Empire

Phonix C1

Phonix C1

フェニックス C1

1918年 オーストロ・ハンガリー帝国
単発・複座偵察機。
全長:7.52m、全幅:11.0m、全備重量:1105kg
エンジン:Hiero 230HP、武装:8mm機関銃×2、
最高速度:177km/h

一連のオーストリア機らしい鈍重そうに見えるデザインで、1918年にしては古臭い感じがしてしまう。
しかし、100機以上も生産され、戦後になってもスウェーデンで30機以上造られ1920年代まで使われていたという。

これらの木製胴体はすごく太く見えるが、実はたてに深いわりに幅が薄く、視界が良いように作られている。
ボディーがたてに薄く方向安定性が良いので垂直安定板が無くてラダーのみの独自のデザインになっている。

Phonix C.I Austro-Hungarian Empire

ww1_33

丙式二型

1918年フランス・日本
単発・複座戦闘機。
全長:7.30m、全幅:10.41m、全備重量:1280kg
エンジン:イスパノスイザ 300HP、武装:7.7mm機銃×3、
最高速度:230km/h

フランスのスパッド20を日本陸軍で試用したもの。

第一次大戦で得られたエッセンスを集約した革新的な高速・重戦闘機。
強力なイスパノ水冷V8エンジンを使用。

1919年から日本陸軍が100機購入したスパッド13C1(丙式1型)と比べると支柱がI型シングルとなり、上翼が後退角ぎみになっているようでたいへんスマートになっている。

丙式二型 Spad Japan

ルンプラー・タウベ

ルンプラー・タウベ

ルンプラー・タウベ

1914年日本(ドイツ)
単発・複座偵察機。
全長:10.2m、全幅:13.7m、
エンジン:ダイムラー 90HP、武装:不明、
最高速度:100km/h

大正3年2月にドイツから2機民間に購入された、ルンプラー・タウベ。

当時中国・青島のドイツ軍攻撃に参戦していた日本軍機はドイツ側のタウベ機に性能的に追いつかなかった。
そこで秋に急遽陸軍が買い上げ、中国に派遣されたが、実戦には間に合わなかった。

この機体は1915年に英国から購入した、オスロ・ダイムラー90HPエンジンに換装されている。

ルンプラー・タウベ Japan

Nieuport

Nieuport

ニューポールNG

1913年日本(フランス)
単発・複座偵察機。
全長:7.87m、全幅:10.88m、
エンジン:ノーム 50HP、武装:不明、
最高速度:110km/h

大正2年にフランスから購入された機体。
原型のニューポールNMを少し小型化し、馬力が半分となっている。
座席は並列複座、つまり横に並んで座る形式になっている。

1機買っただけで終わったようだが、後年これをもとにした地上滑走練習機が数機つくられている。

Nieuport NG JAPAN(France)

Paccard le perrel C11

Paccard le perrel C11

パッカード・ルペール C11

1918年アメリカ
単発・複座戦闘機。
全長:7.74m、全幅:11.85m、全備重量:1700kg
エンジン:リバチー 400HP、武装:7.7mm機関銃×4、
最高速度:214km/h

大戦末期に出現した高性能複座重戦闘機。

V型12気筒400馬力の強力なエンジンを搭載し、1920年に世界高度記録を樹立。

パッカードとはいえ、設計はフランス人でダブルネームとなっている。

Paccard le perrel C11 USA

Curtiss JN-4 "Jenny"

Curtiss JN-4 “Jenny”

カーチス JN-4 「ジェニー」

1916年アメリカ
単発・複座練習機。
全長:8.33m、全幅:13.3m、全備重量:967kg
エンジン:Curtiss OX-5 90HP、
最高速度:120km/h

アメリカはWW1開戦時点までは完全に航空後進国という感じだった。

大戦勃発時の航空兵力は旧式の寄せ集め55機のみという、アメリカとも思えない状況だった。
大戦中もほとんどフランスからの輸入戦闘機でまかなっていたのが現状である。

唯一大量生産された国産機が、このカーチス練習機。
航空界に遅れてきたとはいえ、さすがに日の出の勢いの大国アメリカで、この1機種が合計6500機も生産された。

アメリカらしく、航空機の民間需要がたいへん多かったのだろう。
戦争が終わり、軍隊から放出された大量の「ジェニー」はアメリカ全土で自家用機として使われ、空中サーカスの定番機にもなった。

Curtiss JN-4 USA

S.I.A 9B

S.I.A 9B

S.I.A 9B

1918年イタリー
単発・複座偵察爆撃機。
全長:?、全幅:15.50m、全備重量:2990kg
エンジン:Fiat A.14 630HP、武装:7.7mm機銃×2、8mm機銃×1
最高速度:215km/h

フィアットの系列会社のSIAがフィアットのエンジンを使って作った,SIA7Bという高速偵察機は上昇力もあり高性能だったが、 主翼の構造に弱点があるとされた。

これを改良して大型化し、エンジンも何と630HP!(700HPという資料もある)もの超ハイパワーにした重量級モデルが9B。

戦争終結により生産は中止され、結局62機の生産に留まったという。

S.I.A 9B Italy

S.I.A 7B

S.I.A 7B

S.I.A 7B

1917年イタリア
単発・複座偵察機。
全長:9.06m、全幅:13.32m、全備重量:1567kg
エンジン:Fiat A12 260HP、武装:7.9mm機関銃×2、
最高速度:186km/h

フィアットの子会社であるS.I.Aが開発した偵察機。

実用性と取り扱いの良さ、上昇力もすぐれていたが、主翼が構造的に弱いという致命的な問題を抱えていた。

初期の7Sのあと改良され7Bとなっているが、あまり活躍はできず1年ほどで退役している。
後の9Bなどに受け継がれていくこととなる。

S.I.A 7B Itary

Pomirio PE

Pomirio PE

ポミリオ PE

1917年イタリー
単発・複座偵察機。
全長:8.94m、全幅:11.78m、全備重量:1538kg
エンジン:Fiat A-12 260HP、武装:7.9mm機銃×2
最高速度:194km/h

大戦中に生産されたイタリア機の中でももっとも多い生産数を誇るというベストセラー機。

強力なエンジンを搭載した高速偵察機。
一部の機体では何と400HPのエンジンを搭載したものもあったらしい。

デザイン的にはイタリア的というよりイギリス的で大味な感じではある。

Pomirio PE Italy

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